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人生を いくら嘆けど 腹は減る 今夜のカレー ビーフかポークか
26
泥の河 渡る生き方 憧れて 斜に構えど 俗に着地す
23
今日もまた引き攣る笑顔で無いことに 飲み込んだ本音願望欲望
9
人生は そんなに急に 止まれない 生き急ぐ君 逝き急ぐなかれ
20
気の痛み 和らぐかなと 刃物とり 腕に滑らせ 夜をやり過ごす
16
そこにある
大地
(
くに
)
の恵みを啜りあげ ただ食い尽くすさながら餓鬼か/水は恵みだ
8
子どもの明日を明るく描く せめて我々親だけは/ママ戦争止めてくるわ(都々逸)
7
ここにあるいつもの暮らし当然と できていたのはたゆまぬ努力/あたりまえのはずもなく
7
古くさいダサい五月蝿い面倒だ 逃げて回って崖の淵なり/護憲
6
ものを言わせぬ周りの空気 いつの間にやら茹でられて/井の中で(都々逸)
8
梨むけばあまい漿液
垂
(
しず
)
り満ち濡れたナイフに記憶が香る
10
煌々と輝く月を追いかけてペダル踏む背にひんやり夜風
30
パスワード再設定のメールなど嘘か真か触る気もせず/流出
22
A館はあちらですよと手を招き老いの夫婦の迷い無くせり
23
両腕に 刻んだ傷を 戦友と 思いし 時期の 滑稽嘆く
19
パソコンを再起動して負が消えてメレンゲみたく心膨れる
26
冴え冴えと月光残渣溶け込める夜気は微醺と
呼吸
(
いき
)
のコロニー
8
父母は墓のおはぎを鳥にあげ空から我に笑みているかも
27
同じ場の向日葵に在る大小に星見て癒す小さき我や
18
四車線道路を渡る十七歩走れば八歩翼が欲しい
16
気絶して死の直前に日常を振り向き目覚め看護婦が笑む
15
タトゥーなら まだ見栄えよき 両腕に 刻む醜き 洗濯の板
14
芳一にならない日々に秋虫の声音の響く耳鳴りが在る
16
創造の主が音無き感光で宇宙「そら」へ拡がり脳を辿りぬ
15
人生の 相談欄に 投稿す 予定調和が 返るを知りて
12
誕生に笑む両親が我を抱く日が在り歩く秋の道の辺
20
エクレアとシュークリームとウイスキーに温みぬ脳で歌を焦がせり
15
食欲の悪魔が襲う晩御飯暇もたっぷり食指うごめく
15
解約の ボタン探せど 無限なる 唾棄の広告 続く罠かな(題/ゲス広告)
16
返品も 独自通貨で 偽られ JAROもそれほど 親身ならずに(題/ゲス広告)
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