あをによし かすがに向かひて 春の日に 桜も散るころ 湊となるかな
5
思いやり 愛情込めた 贈り物 言葉を紡ぎ 糸を織りなす
25
はかなきに 露の命に 消えてばや 人の思ひに 恋しきことよ
8
半袖で 風を切るのは 終いかな いまだ30℃ 近くてバグる
13
雨予報 覚悟を決めて 外干しの 大盤振舞 大敗を喫す
18
葉の裏で 淋しく揺れる 蝉のから 朱鷺とき色染る 秋の夕焼け
29
ストーブの 灯油を買って 湯たんぽに 毛布出したし 秋は終わりか
14
媚びては引き返す涙 オレンジと橙色の違い分からず
5
長袖のシャツで散歩は寒かった季節が暦に追いついたんだ
13
今の世はKやらJが流行りだがやはり私はヘビメタを推す
11
ダイエットは そこまで気にもしてないが ビスコを切らして たまには きのこの山きのこ(でもたけのこ派)
15
外国の 空に輝く お星さま 時差はあっても 見るのだろうと
11
研修にきみが来ていた3ヶ月 わたしの胸に続いた白夜
22
涼風がズボンの裾から脚冷やす 文学フリマの準備しなきゃだ
9
陽が沈み 合歓ねむ酢漿草かたばみ 葉をたたむ 森の草地の真上に月が ⑤
29
新聞を千切った犯人ほしはあんたかと現行犯の猫取締まる
24
チビ猫が 珍しくケロる 大丈夫? 大丈夫そう おべっどに・いんin
16
オノマトペ のこり30分でもて 滑り込みセーフで 投稿完了>NHK短歌。ヤバかった〜(笑)
14
ググるとかジワるテンパるカミるよに 「オオタニる」とかバズらないかな
12
散歩中振り返ったら秋模様ふと肩に落ちる銀杏の羽
14
薄紅うすべには初夏の色なる ハナミズキ 唐紅からくれなゐに染むる深秋しんしゅう
25
精神科帰りにひとりレモンタルト 希望の黄色は視界に浮いて
12
天ぷらをサクッと揚げる四代目まだまだ認めない三代目
17
トラップに足をすくわれ逆さ吊りジロジロ見ずにおろしてほしい
12
覚えとけ同じ部活で付き合うと別れた時にかなり気まずい
14
ジューシーなマンゴー食べたい隠喩だし直喩でもあるあたしの欲求
5
非正規の吾子の手土産は珈琲 滴が埋める秋冷えの朝 / [滑走路」読み返しています
11
偉そうな ことは言わずに 正直に 生きてるうちに 神に見える
3
人間の 弱さを認め 自らも 遜れたら 一歩前進
3
永遠に 生きると信じ 始めたら 愛が必要 永遠だから
4