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きな粉餅きび砂糖ならいくつでも心の機微に触れる甘さで
16
往ぬ時は ひとりがよいな 人知れず 風にさらされ 土とならまし
18
ヘソ天でくつろぐ猫に右足で電気アンマをして引っ掻かれ/つい⋯
19
おまえたち 私のからだ きにするな 収入補償保険 ちゃんと入ってる
11
大根や白菜にネギ柚子までも届けてくれる友ありがたし
30
ビールよりアイスクリームより好きな娘(こ)に私もと恋は糖尿
8
こんなにも 帰りたくなき 家なのに 三十五年ローン 背中に重し
15
物語みたいな仲間は得られない戦士はいない戦死を恐れ
11
来ない人もちろん既読なしの人「いい友達になろう」あれから
7
坂の上たわわに残る柿の実が時雨れる街の差し色となり
33
太陽の代わりに点け足す電球色ちょっぴりだけどやる気アップる
13
数年に一、二度口に出してみる 妻への感謝 おそらくは「愛」
17
白い湯気しゅーしゅーさせて蒸してから
蒸篭
(
せいろ
)
を開ける瞬間が好き
29
順番を待っているだけ駅ビルのトイレに長く列なすように
8
年の瀬に 我送る皆が帰す場所へ されど我を送るは宵闇
8
霞んでく道の見えない日々の糧 僕らはみんな迷子なのかな?
18
聖夜前 小雨そぼ降り 煌めくイルミネーション 濡れる路面と 神コラボ
16
次女迷子!焦る母にもニコニコと「写真撮ろう」と父は動じず (昔話・母激おこ)
14
雨間
(
あまあい
)
に 青空見ゆる 露天風呂
温風
(
ぬるかぜ
)
の師走 春の如し
26
どうしてか 今日が冬至と思い込み 南瓜を煮たり柚子を買ったり
20
昔から夢なんだよね五厘刈り口に出すたび誰かが止める
18
地に落ちた葉にも命があったこと描けば光るわたしの絵筆
17
我ひとり己の中にも
吾
(
われ
)
ひとり五つの口はあーだこーだと
17
老人が犬を散歩に連れている歩いて止まる歩いて止まる
7
免疫を 上げる為には 笑うこと 笑ってなかったと 母笑ふ
28
ひたすらに歩き続ける なぜだろう新品の靴ばかり目に入る
9
心病み 大好きな 口紅コレクション メイクできずに ただ眺め 愛でる/いつか必ずこのくちびるに…
15
愛ゆえに ただ愛ゆえにこそ ひた走る 雨の大阪 わが
猫
(
こ
)
の待つ家
20
本を買う 私がわたしで あることを 諦めていない そんな気がする。
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はこばれてゆく食べものをながめてる「いってくるにゃーん」ここはジョナサン
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