一が悲で 十が楽しいとしたときに いつもマイナス五の顔のきみ
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クリスマスシーズン限定のコーラがまだ売られてるドラッグストア
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踏切に引っかかるという一文がこの道では暗号のようなもの
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今年また熊鈴磨く春が来るきみに知らせる私の居場所
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Netflixネトフリ で WBC 観たけれど ハマったものは 愛の不時着
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雨の中不調半端じゃないけれど知らず優しくなっていくんだ
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不忍しのばずの池にデリバリわが鯉は高野豆腐をヒモのノルマで(百人一首・四十)
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老中が殿のを締めて四股踏むとあらわに何かフンドシのきわ(百人一首・三十九)
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煩うなヒバゴン獲れず痴漢して井戸に落ちてもモズクあるから(百人一首・三十八)
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ミラクルに稼ぎ乏しく飽きぬ間は貫き通す玉子フリカケ(百人一首・三十七)
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笑うとこ見たくないって思っちゃうぐらい自分の弱さばっかり知った
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七つほどサバ読みながらあけすけなクマに五十路と突き止められる(百人一首・三十六)
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人買いがモロミとシラスふるさとのアマゾン川のカニに届ける(百人一首・三十五)
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出会わなきゃ傷つかないと思ったよ、さよならなんて遅すぎたんだ
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かれと知る日突然ダシガラにまさか私も鴨なら肉に(百人一首・三十四)
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膝肩ひざかた左喉奥ひだりのどおく腫れたのに診ることもなく鼻を切るヤブ(百人一首・三十三)
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ヤマ絡むカネを掛けたるしがらみは騙しもあへず揉み消してケリ!(百人一首・三十二)
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朝ドラをカリカリ付きで見るまでは腰のタコにはブレぬ白猫(百人一首・三十一)
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あぁ夏が来る 潮騒の 意味もなく 独り両足 波に濡らして/(再掲)
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「待ったよね」 2秒後に頷く僕 素直な返事 夜8時を過ぎ 2秒を悔やむ
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春霞 山の端映える 若葉の香  目には見えねど 匂い爽やか  夏は来ぬ
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明日話したいこと見つけたからさ、今日もひとりでを越えられる。
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横向けば鳥が並んで飛んでいた浮島目指す稲敷の橋
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リハトレに励めどガタの来し身体 慰め合いて明日の力に
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特製のインクで書いた手紙から嘘がぺらぺら零れ落ちてる
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かぐわしきデイのテーブル フリージア都忘れに赤のストック
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金縛り 最後に好きと 言ったのは 休前日に 解けたあなた
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裏読みを楽しむ僕は銀河人ぎんがびと 距離はいらない心がワープ
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風光る 花の木の下 桜散る  目には見えねど 匂いまろやか 若葉萌え 夏は来ぬ
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料理メモ きちんとノートに清書する アプリの時代に…苦笑しつつも
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