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灰になる前に余熱が残ってる焚き火を少し眺めていたい
5
あと何年生きられるかな熱湯を急須に注ぎ茶葉をながめる
5
ふるさとがどこにあるのか分からないような感じのふるさとがある
4
また春がやって来たんだ「きっと」って卒業生が泣きながら言う
4
幸せか不幸だったか分からないやたら眩しい朝のテーブル
2
きみの寄越すいいねに罪は無いけれどほんのり不快というだけなのだ
4
白昼夢見ているみたい、と言ったあと あなたはどこかに消えてしまった
4
本と本 のすき間に眠りし 一匹の か弱き者に 捧ぐレクイエム
3
四捨五入したら四十なる女主人が営む 居酒屋あじさい
2
こないでよお願いだからじっとして泣かないでもうそこのわたしよ
3
そこにいるはずのないもの見ているのじっとみてくる過去のわたしが
3
空の色泣いているのと呟いた返事はないが雨粒一つ
5
失った夢にこだわりそこにいる新たな夢を見逃さないで
4
ほっとけば見てないからと走り出し気づかぬうちに沸騰してる
6
いつの間に こんな所に 分岐点 二度と戻らぬ 何気ない日々
5
恋焦がれ 恨んで泣いた 日々想い ただ凪である 君に幸あれ
5
福寿草枯れ葉かき分けよっこいしょまだ雪残るお庭であくび
4
SOS出してた「お疲れ」スタンプで 何故か伝わる 君からのTEL
3
未練だろ 君のスマホのロック画面 あの子が描いた下手な犬の絵
8
マシンガントークを聞けない体調で リアルに欲しい いいねのボタン
3
「ふるさと」は矛盾の始まる街のこと 今日友は発つ次の「
矛盾
(
まち
)
」へと
11
むしゃくしゃを 溶かす瞬間 TELの声
0
地銀では外国硬貨交換はできぬサービス門前払い
1
「おやすみ」と言い思い出すあの笑顔 私も自然に口角が上がる
4
目薬いわく「涙と同じ成分です」そんなわけない何がわかるの
3
エージングやっと済んだとほつれ穴指引っ掛けて今日も着るシャツ
4
ひとつかみもやし味噌汁作る為以外と長いひげを取りつつ
4
若竹のお浸しを是非春だからおかかたっぷり生姜かわさびを
3
机では置かれたままの物たちがただひっそりと到来を待ち
5
春の雨。僕の頭はちょうど覚め。遅るることを、悟って二度寝。
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