道遊
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初心者です。まずは情と景の両方が鮮明に通じる句を詠みたいと思っております

なつかしのセーブデータを引き出して遊んでみても夜ぞ悲しき
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我が性の李徴のごとしと弟子の声なれるものなら虎になりたい
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稲穂刈るこどもなつかし水を張り今年も青田そらに向かいて
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知らぬ間に名字の違うLINEあり 昔と違う幸せの君
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夕焼けの街の幽かな口笛もゆすりて溶かすエンジンの揺れ
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あきの波 返らぬことぞ 知りにけり 我唯ひとり まつと思へば
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愛一つ無きを悟りて断捨離す これで残るは脳の内のみ
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我が生はスーパーカーに憧れて飽きて錆びぬるクロスバイクだ
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「こちら側のどちらからでも切れません」経歴詐称にハサミを入れる
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えずかぬか えずくかの「キワ」 探りつつ えずくに至る イソジンの罠
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バスの中サービスエリアに競いたるエンジン音と海苔のパリパリ
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やるせない気持ちを他人ひとに転嫁する自分に気付きやるせなくなる
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引越して半年経ちて未だなお火曜日にゴミ出そうとする朝
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我が道に矛盾多きを知りつつもこれが我ぞと逆立ち歩く
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長文を書くは不得手ぞ論文も三十一文字みそひともじに収められぬか
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人徳も知識も金のためと言う社会にため息吐く椅子の上
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植え込みにテッポウユリの突き出たる 街路樹見つめ何を思うか
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百日紅さるすべり歌に詠むとて目れども丈高くして手にぞ届かぬ
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朝ごとに会釈を交わす蜘蛛隣人も 台風一過 越しにけるかな
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目玉焼きonハンバーグキーマカレー しまった胃もたれまっしぐらかな
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言の葉に棘を見つけるその身己みきに棘は無いかとおのが身に問う
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真夜中を想へば憂さも夢の跡 現も夢のためと思へば
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我が愛は重し何かを贈るにも消耗品は選べぬのだから
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贈り物考えネットサーフィンす 女子の美容はかくも物入り
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人の目を気にせぬほどに汗かきて「これが自然」とスマホに語る
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増えていく「世代じゃないか」使用率 こうして僕はジジイになるのか
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いつぞやに捨てたつもりの我が愛がなぜ蘇る 君の「ありがと」
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Alexaの気遣い空し 私まだ痴呆じゃないわと不機嫌な母
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あの夏の幻想求め汗をかく我を笑うかPETがベコリ
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里帰りするたびどこか違う家に昔みたいにあかりが灯る
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