君いないこのひと月の生活は穏やかなれど笑うこと無し
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風に聞く疾走れ疾走れと風は呼ぶ風よ吹け吹け明日は明日
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盆明けに サンダル履いて歩く子ら クリアーバッグがもう泳いでる
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ひと皿にたまごふたつのオムライス 僕には多めのタンポポ咲きて
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災害のニュースは嫌い見たくない見とくべきかな見なくてもいい?
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お彼岸にまたすぐ来るのしんどいよこのまま娑婆に居座っていい?
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窓眺め クリームソーダの 透き通り 全て信じて 騙されていたい
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ひさかたの 雨降る空に 光さし 心の雲も 薄れゆくかな
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休み明け眠くどんより曇り空支度手間取りコーヒー飲めず
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ひまわりの種色変わり 必ずや私が受けて来年咲かす
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『ふりだしに戻る』今更サイコロを振ってもふつうにはもどれない
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干し物を濡らす 空とて故意でなし 雨天を憎めど 詮無せんなひこと
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ネクタイと日焼けはやはり似合わない見送る幸せいってらっしゃい
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ルーティンを一つ一つとこなす内、頭の回路が起動してゆく
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平日午後二時屋上へと続く階段に座った時のあの気持ちってなんですか
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盆明けて 人の業ゆく 万物は  変わらず今も 星霜を経る
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何だろう この涼しさは 温暖化 お盆休みか 有給休暇
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数日間「いつも」を離れた人々を 電車は運ぶ「いつも」の中へ(夏休み終了)
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七屁八屁ななへやへこき出づる香と音はして山吹色の実の無きぞ良き
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雨あがり今夕こそはと三日分の薪つみあげて送り火をなす
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すみっこのさちを拾ひて壁の前 顔を上げればうろこ雲見ゆ
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なんもない なんでもあるけど なんもない なんでもいいけど なんでもよくない
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日の出時 肌に触れるる 大地には 虫の音もあり 鳥の声あり
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歌詠めど 心揺さぶる短歌うた降りぬ 琴線震わす一首詠みたし 
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三日月に負けじと光る金星の 煌々と輝く夜空の共演
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盆を閉じ ひとり宵風受けながら 見上げる夜空に細い月と金星
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徒然に書をりつつも雨を聴く晴るるを知らぬ空と心と
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おにぎりの具は何にしようか悩むけど鮭と昆布があればいいのだ
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盆は二周 くゆる沈香 独寝の寡夫やもおの呟き 置いていくなと
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会いたくもない生者ものばかりまた集い 恋し愛猫あの子は帰って来ない
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