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一雫山から海へ集い征く大利根遥か人もかくあれ
5
車内では通話禁止のお約束 奇妙な国のガラパゴスルール
15
「ひとくちだけ」虐待論議エスカレート 子に気を使う 生きづらい日本
14
梅の雨霞む彼方へ響きゆく鳶の声なき寂しき空よ
3
投げ入れた文化の坩堝はなま煮えで 素材の形なおも露わに
18
これからも三分間すら戦えない人間として生きていきます
5
能登の地の気丈な男の目に涙 キリコ祭りの誘ひの声に
36
「正論」は遠く「愛」には及ばぬと 説かれて悔いる己の言葉
20
共に老ひ 共に学びし友ありて 幼なじみは宝なりけり
18
心には金銀財宝無縁ゆえありがたいなと思うだけなり
11
嘘の城築きし君の傲慢に正論届かず怒り渦巻く
3
夕暮れの公園散歩の親子連れ 目前に真っ赤な夕陽ストンと落ちた
13
君故にわれのこころは熱けれど先の辛さに口をつつしむ
8
刺されしと見れば倍する足の腫れ長き田舎も油断ならぬな
7
成れないな俺は違うな色男金は無けれど心の力
8
恋なんて懲りた筈だろ分かってるどうかしてるぜ今生の俺
7
父母の御霊抱き継ぎ行く道へ花を求めむ我も旅人
20
富士山の映る湖畔と紫陽花の染まる旅路のペダルは軽き
21
富士山が好きな貴女へ写メ送り微笑み待ちの河口湖かな
16
頂上の天下の茶屋で汁粉食む吐息に霞む富士や美し
23
まずったな 自宅近くの 定食屋 おばちゃんの目が 興味津々
5
覚悟した 決して好意は 見せないと 下手な優しさ 傷つけるだけ
2
山梨の旅籠に満ちて孵化待ちの蝶の夢見る自転車の旅
16
鉛筆を 削ってから書く キミ宛ての 手紙はいつも 曖昧で終わる
4
清貧と呼ばれて馴染む保護生活ミニマリストは余裕そのもの
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押すなよと言えば押せよのサインでも見るなと言うもの見て得は無い
33
今日もまた出来ない事が増えてゆく老いとハンデは置いて行けない
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自転車でようやく着いた宿泊地 食も楽しみ石和温泉
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集団で香りを放つ白い玉シロツメクサはアカシヤに似て
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自転車の登り下りの苦と楽を足して抱ける永遠の夢かな
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