スタッフに高市早苗と同齢と指摘された氷室京介
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ポニテルを出すための穴付いているキャップの後ろとインスタグラム
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一桁気温見てもなお 夏に残りし我の身よ
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エスケイプ 言葉が刺さる俗世から ちいさい秋の灯火ともをさがして
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秋風に染むるコキアの薄紅葉 見頃を報じをる昼のメディア
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小説の表紙が見えるブックカバー高くて躊躇(百均にあればな⋯)
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ぐどんってかわいい響き! 明日はぐどんに生きていこうよ
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力尽き 眠ってしまった花嫁も 受け入れられる 主の愛は深い>マタイ福音書より
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お茶の間で見た茶屋ありき水際立つ変わらぬ水辺に移ろふ人よ
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ニャゴニャゴと何を要求するものか猫ついてくる昼少し前
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眠たくて起きなあかんのに眠たくてこのループから抜け出せへん
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にちの朝 少し遅めの朝食に音楽と共にかぶりつくのだ
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軍艦が必要とされる現実や港クルーズ 空が青過ぎ
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天国へ上る秋の日真っ赤な コキアの丘は海浜公園
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綺羅星の如き光を携えて 駅からチャリで帰ってきたひと
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万華せず叶わぬ歩み惹かれども 背中合わせに語る術なし
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ただ黙し 憧れて生きむ 胸の闇に 閃光の花火 轟きて開く
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物価より定数削減先ですかラジオ相手にひとりごつとて
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地下鉄内 斜向かいに座る 藤色の 着物のご婦人 とてもすてきだ(こちらも、背筋が伸びます〜)
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虫の音は既に途絶えて鳥の声風の鳴る音だけの北窓
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その街で僕は激怒しメロスしたペンを走らせ暴君を討ち
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ドラゴンも姫もいないが剣はある地図は手作り果てなき旅へ
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安売りするななんて言うくらいならあの時喰ってくれればよかった
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夕間暮れ 金木犀の香を運び 洗ひたての髪を撫ぜる風
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職質は一度もされたことないが補導はされただいぶ大人で
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スズメの声 今朝はまだくもり 天気予報 長女猫あのこに どうかな?と尋ねてみたり
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「呼んだ?」てなった一瞬 テレビから 「CAT」の単語 ねこ母の通称(笑)
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葉取らずのりんご がぶりと丸かじり 短歌見たくて 全力全開
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転ばぬよう自転車ノロノロ走らせて特売品と帰る秋の日
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溜まってたゴミを分別 さて俺はまだ燃えるのか 水曜の朝
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