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彼岸花一朶のあぜの予約席 来ぬ人おもふ秋の夕暮れ
17
今日もまた訳のわからぬ夢を見た すぐに忘れて残るモヤモヤ
15
亡き夫に詫びたきことの数々にごめんと言いつ星をさがせり
37
開闢の熱思い出す暗き夏 時は途絶えぬ血脈のよう
4
送り火に 今亡き御霊 送り出し 来年もまた 来る日を願う
15
人の世は 昔も今も 変わらずに 権を求むる 人の心よ
5
佇みて 深き霧たつ 山仰ぎ 汗の玉ひて 近づく秋の
29
冷えてるよ 差し入れ氷 すぐ溶ける 真夏の部活 水筒の汗
6
蝉時雨 残る暑さに 大汗も 身に吹く風は 秋の曙
9
よく晴れた 空と母にも 感謝する 明日も幸せ 誕生日来る
12
多すぎる通販サプリコマーシャル効き目さておき儲かりまっか
12
孫帰り二人に戻り乾杯すビールのつまみは精進料理
15
昨冬の伐採より 半年経ちぬ
蘖
(
ひこばえ
)
生ゆる
公孫樹
(
いちょう
)
の今夏
30
それなりに期待をするもボツとなる撰者を恨むことなどすまい
15
片思い中の彼ではないものの遠くより観る息子の
試合
(
ゲーム
)
7
道端の花の名前が知りたくて家内に聞けば即座に答え
21
盆が明け 子らの声無き公園に 頭上のミスト風に舞い散り
26
退院の母の目を見ておめでとう施設の廊下笑顔作りて / 回想
12
夏過ぎて 昔の影で 一休み 思い出の声 鼓膜を揺らした
7
全て嘘 花火のように 消えてゆく 流るる時に 蝉の声だけ
6
カーテンが ゆらゆら揺れる 影も揺れ 寝ぼけながらも ねこ毛づくろい
25
盆明けておせち予約の
D
M
がもう届いてるあと四か月
20
背かずに走ってこれはしなかったその分私強くなったわ
8
ひと息もふた息もつく 盆明けて ややも涼しやふたりの家は
17
涼しかるかの世と
極熱
(
ごくねち
)
この世との行ったり来たり 死後もサウナー
5
世間では明日から仕事とふと思う日曜送り火交通情報
17
凝視する海路の彼方目指す方纏わる髪をはらいのけつつ
8
花火より送り火がよし大文字より大館の犬文字よし
6
平凡な平凡による平凡の日々日本の夏よけふは閉盆
10
孫たちは
七十年婚
(
プラチナコン
)
に
祝い来る大き花束ケーキを持って
10
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