Utakata
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鷹上 鏡也
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白玉の脳みそになる日もそう遠くはない剥がれ落ちてく記憶
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春の太陽 春の風 春の匂い 過ぎゆく冬を惜しむは僕だけ
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息の吸い方も忘れるような、凍える白くて青い
或
(
あ
)
る朝の日
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用もないのに暗闇に浮かぶコンビニに釣られる蛾だなわたしは
5
夜がふけるまで朝がくるまで点いたまま豆電球 ベッドの明星
3
魚の皮を剥いだオーロラの美しさをチゲ鍋で知るなんて
3
許しを乞わずとも、はじめから僕は君の全てを赦しているのに
2
私 一億年後にはオパールになりたい オパールの肋骨 うふふ
3
フォロワー! あなたのことが好きなのは惰性じゃないよ 慈愛からだよ
4
かき氷のための氷を作るのは明日もまだ生きてゆく予感
9
休憩の名に免じ読書にかまけて拗ねたパソコンの立てる寝息
4
夜の匂いのやさしくってあまいこと 明日の不安の痛み止め
6
身体のどこかの『
惨
(
みじ
)
め』が
滲
(
にじ
)
み出し血管に列を成して巡る
3
呟いた わたしを嘆くひとりごと 親にそっくり 悪夢の引き金
2
透明感にあふれてこのまま消えたい 冴えた頭とシャーベット
2
結局は人肌が恋しいなどと浅はかな事実 冷えゆくはらわた
2
欲したのはそっち 私に価値がないことをしらせる無意味なお祈り
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もしも魔法が使えたのなら、使えたならば あのこは そんなものはない
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他人と見比べては赤を入れる 命にひとつも解などないのに
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他人に泡立てを任せる生クリームにでもなりたい 可愛い顔して
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二十歳過ぎれば失効する、名のない私の特別な若さのタグ
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ゆびきりげんまん 泥の船でデートする約束をしたの 霧かかる池で
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死にたいぐらい辛いのに、死なない術を探してしまうのはなぁぜ?
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目に見えぬ糸に引かれて働いて偽物の呼吸して生きている
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自動ドア流れるトイレに玄関灯 きっと私は透明人間
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俗世は散々だ弾かれるように心臓が止まることを祈る
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毛糸の靴下纏っても熱を発さぬ白き足には既に遅し
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こんな時間にはじめてのチョコミント大人なのに私には早い
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嫌気さす午前
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時半ふわふわのサメに埋もれて聞こえないふり
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枯れてしまった脳内を超えて人生を削って詠んで息をして、
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