鷹上 鏡也
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数を数えられない
短歌集販売開始しました。詳細はTwitterより。

並々と沸いた水底 午前2時 このままいっそ沈めたならば
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俯いて、慣れぬ電車でどこまでも 帰れないくらい知らないところへ
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空を割くコンクリートの街並みに いやに似合わぬ小鳥の亡骸
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嗚呼、まるで未来の私を見たみたい! 折れたラティスにひしゃげたパイプ
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陽が落ちる路地裏壁に住むネッシー 現場ではたらく、きみはクレーン
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間違っていないと「私」は思えども 身体が罰を求める矛盾
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他とない美しき声に嫉妬する 個の無きわたしの醜さたるや
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肋骨の隙間に居座る今日の日は アイスグレーの不安と共に
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息を吸い「はじまれ」とひとり呟けば動きだしてく僕物語
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夕日すら引きこもっていた身体には とても厳しい半目の羽化
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