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ふと横に シオカラトンボ 飛んできて 未知がとなりにあることを知る
12
孤独のち テロを未然に 防げるか 政治に問うて 何も変わらず
10
散歩路で横目に入る霊園はお盆終わりで供花壮観
4
孤独のち 死に至るのを 救えるか 政治に問いし 深き穴から
10
ひととおり欲望満たす時期は過ぎ、改めて夢、破れてみよう
18
いつの日か終わる私の幸福な死因はどうか あなたであって
3
皆が皆手を取り合って笑い合う そんな世界は僕を嫌いだ
3
行く先は 棘の砂漠か 底なしか ニヤニヤ見てる トランプさんと
11
餌撒けば金魚集ひて背鰭打つ 六十センチの世界が揺れる
17
傷口を舐め合うような関係は傷が治れば終わってしまう
11
雨雲を見上げるきみの『すごい』って、すごく気圧に負けている声
5
海を見ても叫びたいこと叫ばずにきみはひたすら「うみー」と叫ぶ
22
新しい 教室に立ち 友作る これから先へ 希望を抱く
23
尽きせない怒りをとにかく燃料に
(
かくとだに えやはいぶきの さしも草
)
さしもしらじな(知ることもない) 燃ゆる思ひを 051/100 藤原実方朝臣
8
送り盆寂しくなりしリビングに自作の人形あまた飾りぬ
15
カレールー 箱裏通りに作るだけ それがいちばんのご馳走になる
6
採血し診察までの
90
分 コーヒー・スイーツでいつものデート /夫と病院コンビニ
24
(
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)
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)
)
)
2
あの頃は青かったなぁ君のため全速力で漕いだ自転車/題『青』
8
110円切手の柄の鳥みたくこのお手紙よ君へ羽ばたけ/題『手紙』
6
夏の花
彷彿
(
ほうふつ
)
す 盛りつけの華 社員食堂のカニ玉餡掛け
23
夏休み 友と笑いて 時は経つ あの日の思い出 心に残る
9
目が覚めてくらりカフェオレいれた朝 だって十九の八月だから
10
食卓に 並ぶ家族の 笑い声 この瞬間を 永遠と願う
12
送り火が彼方の人の横顔をつかのま照らし静かに消える
13
定時から真っ直ぐ帰るその
理由
(
わけ
)
は酒でも君でもあるような夜
27
三日月に 腰掛けたくて 夜空見る まあるい地球 平和であれと
32
水たまり オタマジャクシに アメンボに また会いたいな 半世紀前
17
安く売り たくさん買って ゴミと化す まだまだ甘い ヘンテコ日本
12
この夏に 白いきのこ 生えてきて オオミズアオに 出会う幸運
5
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