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幸福ももちろんあったただいつも私の横は空席だった
10
寂しいの奥に哀しい隠れててミルク多めの紅茶をいれる
25
腹に乗る 喉鳴らすねこ 眼を閉じて 日向の匂い 夢みるふたり
12
鳴り響く地震警報! テレビでは『避難』の連呼が『取り消し』を告ぐ
6
冬野菜できる間に庭の木を剪定するも日暮れの早さよ
9
HAGISAKERUYUGUREZORANITOBIMAITEMAWARUSUISHANOTOKIOKASANENU
1
五年前真面目な君が目の前に 今は男の顔がちらほら
23
ITSUTOSENOSHIMOTSUKINOASAINORINISHITOBINOYUKUEOIMAMOOMOEBA
2
改札にて また会おうねと 約束を交はす友と
吾
(
あ
)
を 見送りぬ月
33
孫たちが帰った後の片付けに思い浮かべるあの声と顔
17
月に書くインクの滲み震えごと手渡せるなら、友への手紙
12
永遠に 続いていくと 信じてた アオハル思う 肉まん食べながら
12
葡萄牙 世界の果ての 湊さん 彼方此方に いてはりまっせ
5
暮らしでは足りない楽しく暮らしたいそう思うことかつてないこと
5
歯磨きと 顔を洗いて 準備をす 楽しいところ 行ければ良いが /
III
8
カウボーイ、君の言葉に身構えてしまう そのままこいに敗れる
6
六十年経ちし母校の最寄り駅 蕎麦屋 電気屋 時空の扉
20
園庭に小さなシャベル残されて ちいさなちひさな思ひ出すくひ
15
お可愛い 奥様ですねと 言われてる 下を向く俺 モモつねるキミ
6
偽りに、しがみつくまま空蝉は。鳴けず静かに、漂うばかり。
5
青空に叶わぬ夢を預ければ秋明菊の透き通る朝
29
母親の 姉に貰った 1万円 透かしを見たら あたまハタかれ
8
小春日の 網戸に群がるカメムシの 冬の住処かよ靴下の中
19
何年も 空き部屋だった 角部屋に 朝から人が 出入りしてる
5
畑より花火大会見ながらのバーベキューには採れたて野菜
14
贅沢な 味わい深さも いいけれど 結局戻る 寿がきやラーメン
26
紙吹雪 風に揺られて 舞う豊田 孫も喜ぶ 挙母祭りに
19
変わらない玄関にいたアゲハの子日常破る色鮮やかさ
12
厨房に 自由捨て
入
(
い
)
る 休日は 遊ぶ金も 貯まりゆくのみ
7
来年の ことの話が ちらほらと 増えてきた気が する神無月
8
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