川縁は 熊にとっての 生活路 この世は檻無き動物園
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生ゴミで肥料を作り 資源収集工夫して ゴミ袋減
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野に還る耕作放棄畑には黄色が満ちるたんぽぽ群れて
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枕花 百合の花粉が床に落つ花瓶の水はそのままの朝
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かっくんと顔を真上に振り上げて錠剤を飲む 父のしぐさで
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どこかしら気持ち良き風ただよいて昼日中そぞろ歩く楽し
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目でもむ 創作懐石 ひと皿に なんと鮮やか 初夏の彩り
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悔しきは己が心にありありと描けぬ内は何の役にも
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透明な人間だって諦めて生きてきた のに きみと目が合う
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うしろ髪 しなやかに揺れ 振り返り  香漂い しばし佇み  あおい春帰る
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薄墨流し 山の端かすみ 朧月 桜散る野辺に 友懐かしみ 坐して酒酌み 静心
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一時か 後の己の 糧なのか 便利なものは 使い方ひとつ
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縁側でつに髪結ふ母が手の刻まれし皺 幾春越えて
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時を得て 紐解れたり 花蕾 春をせしめて 立てば芍薬
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冬の毛をし取るブラシ 我が猫も綿抜きの如 換毛の時期
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ランチ会 おしゃべりつまみに四時間 気長に待てり 次なる料理
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銀座線東亜最古の地下鉄に 白煙立ちて足留めの朝
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故郷の思ひで辿る旅終へて夫とねこ待つ家に帰へりき
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季の移る境に身体からだ慣れぬ折 躑躅の香り甘やかに嗅ぐ
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日は暮れて留守を守れるオレンジの デスクライトはグラスを透かす
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年金の金額知らす手紙くる庭の卯の花白き卯月に
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整然と 列なす長ねぎ植へ終へて 一陣の風夕を知らせり 
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白くなく甘くもなくて温かい君との会話に加える砂糖
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短めの自己紹介も不得手ゆへ 声だけ作る講座日初日
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こそばゆい「あら、おくさま」のスタンプのラインは知らず難儀の妻を
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「ツピツピ」と 何の鳥だか 日の出前 若葉🔰マークか たどたどしくて
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生命を与ふ覚悟で詠ふなら歌の一撃ジョルノの拳
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無駄なんだ蛙を叩けば跳ね返る跡はスコップ頭が凹み
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さよならとシロツメクサと旅をするきみを 許せる葉風のあお
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春あらし吹けや吹けやと舞う砂塵さじん 春風小僧の温太郎めが
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