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自転車の下りに冷えて辿り着く熱き天ぷら蕎麦の沁みたり
19
明日こそは 上手く捕ろうと グローブを 広げ革の香 吸い込んだ夜
11
水筒の水垢写しまたも聞くエーアイの言う正しい洗浄
29
標高差500m下りたり麓に温む自転車と我れ
16
野辺山の麓へ下る自転車にくしゃみ響きし寒き朝かな
22
沢水に顔を洗えば霧晴れて青空近し高原の朝
24
九十九里浜にて二進法のポケベルごっこする相手が欲しい
5
塵屑が 戦の種に 再度問う 未来に向ける 平和の意味を
12
ちさき孫 キティの雨傘嬉しくて 小雨降る中ぴょんと
小躍
(
こおど
)
り
20
望むとき 死は訪れず 光差し 景色の中に 死を探し見る
10
気怠くもサボることなきテノールパート 今は昔 望郷の歌
7
白樺の森の沢音に霧の朝ホーホケキョウの谺なるかな
19
虫歯など 治せぬほどの 苦況にて 浴びたる酒は 吾を蝕み
15
古希くれば 早く死にたい この日本 政治家どもに 骨身削られ
10
人生で一番シクラメンを見た頃 墨とバレンを持ちながら
5
一人時間 七日分のパックして 終わる日に 貴方に会えて 二人の時間
5
バラックの 家に住んでた 友人の 祖母暗がりに 見つめし我を
9
ダンボールの 敷地に脱いだ 厚底のブーツ 家なき女性の前に
8
なんという 便利になれば なっただけ 不便なものも たまに恋しい
5
「戻りたい、みんなで寝たい。」 懐かしむ まあるい声で 微睡の中
7
コンコン失礼します地獄の門をあけてくださいな
5
暮れなずむ飯森の野辺提灯の明かり微かに葬列は行く
12
いと惜しむその心にぞ舞ひ降りぬ歌神化身や言の葉しづく
11
バストなど扁平でいい、だけどでも胸より腹が出るの嫌かな
32
止められぬあの子の足は どこまでも 転がる不穏を踏みつけて行く
8
私たち 色んな意味で 似ているね ワンと一声 異論ないみたい
9
愛すれば 悩みはいつか 消え去りて 喜び満ちて 愛に染まりて
5
子らからの宅急便のあひつぎて冷凍庫うめる博多や出雲が
21
金華山鮎川浜のそのあはひ霧押し寄せば鯨舞立つ
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自らの テキトウ ズボラな性質を 呪う日もあり祝う日もあり/今日は呪う日(反省)
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