見切り品安くも買うに至らなく冷感タイプ入浴剤なぞ
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見切り品アイスコーヒー用の粉カフェオレ用に購いてみる
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飛べぬままこの部屋を去る オリオン座めいた画鋲の跡を残して
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外面も剥がれ落ちればいいのにと月に一度は思ったりする
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浜辺にて 君の名を書く 僕の指 打ち寄せる波 君が消えゆく
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友だちがいないと聞くと私など信に値す人格を観る
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まだ固い 梅の蕾の その先の 親友ともの未来も 代わりに歩む/命日に寄せて
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一時間半だけ眠れ 明日のため ライブのために 体力温存
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怖いから歯をむき出して威嚇する 動物すらもしない仕草で
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目の前の巨大な愛に気付けない愚かなところも愛おしかったよ
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どんぱちと遠くで聴こえる帰り道解けたあなたの帯結ぶ夏
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愛という 感情だけが 唯一の 理由になると 正直思う
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哲学も 思想も禅も 宗教も いまやネットに 丸呑みされて
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そこにある ほんの小さな 感動を 感じなければ 涙は要らぬ
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雲墨は 細筆走り 蒼に消え 命を運ぶ 鋼の鳥よ
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事務的に すべてのことが 処理されて 感動もなく 時が過ぎ行く
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情報に 翻弄されて 動かされ あくせくしてる それだけのこと
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下駄ばきで ギター片手に 旅をする そんな人生 してみようかな
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人生を 未だ語らず 拓郎に 尋ねてみたい もう語るでしょ
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寒空に 友もいなけりゃ 金もない 自業自得の 行き着いた先
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寒空に 家庭菜園 池作り 泥に塗れて 時間忘れて
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いつまでも こんなことでは 困ります 命に限り あるものだから
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アラームを止める指先 かじかみて 毛布に引き込みぬ 寒波の朝
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頑張った自分への 今日のご褒美は ファミマのおでんと ホットケーキまん
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夜明け前の染め抜いたような藍色の空は裾から白みはじめる
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この文字をいつ途切れてもいいように遺書のつもりでペンを寝かせる
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風吹けば すぐに燻る 残り火の 行く先として 灰は知りつつ
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スマホでも着信音は黒電話まぎれず目立つと介護の折に
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筋肉痛 輝きの日々を 通知リマインド 三日前なり 解散ゴルフ
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二十年 輝き終える パーパット カップインの音 清しくも消え
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