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学び舎の丘に立ちたる眼下には緑の谷と紅白鉄塔
9
無機質な 地下駐車場 遠ざかる ヒールの響き 奏でるリズム
18
金持ちの色ボケジジイを誑かし立派な後妻業遂げられました
7
桃を抱くきみに舞いおる瑠璃色の羽の一枚胸を飾りぬ
20
歪みゆく 君と世界の 境界線 それでもそれは あなたのかたち
11
換毛と共に 抜け落つ猫の髭 見つける度に幸運感づ
28
「またあした」体操仲間の 決め
台詞
(
ぜりふ
)
生きる力を 明日へと繋ぐ
20
紫陽花の 風薫る日に 衣替え 純白のシャツは 心も弾む
13
子供を作る方法の前に異性に愛されて許される 生き方を教えて
7
仮住まい二日ももたず逃げし人二度と迎えぬ里の冷ややか
6
我に似て作法の悪しき椋鳥がヤマモモ散らす朝餉のひろば
31
木末にて寄り添ふ鳶のひとむれに荒みし心灯りともるや
6
木漏れ日に座して持参の鮭弁を食べたあの日へ自転車と行く
32
惚けぬよにシルバーカレッジ行く朝に鳥声聞かばやる気の満つる
36
階段の泥の足跡辿ったら先は理科室人体模型
11
冬を越し 丸々太る新玉を 両手に抱え笑みこぼれけり
32
笑い合う会話が出来て「次はいつ会える」と聞けば恋が始まる
22
温くても清見オレンジ食べたくて満月のような八百屋に寄ろう
18
瞬く間に時空を超えて懐かしのあの頃戻りし
旧友
(
とも
)
との再会
19
ひまわりに百日草と朝顔の種蒔き思う君の微笑み
23
萌え枯れど唯一無二の花の美と夢をベゴニア愛をありがと
16
おのが田の 実りに足りし 世は過ぎて
他国
(
あだし
)
の舟を 待つばかりなり
11
犬をまだ わんわんと言ひし 幼な日は 人のこころも 近かりしかな
11
四日目で土から芽吹きウキウキと心に泳ぐ金魚草かな
24
親しみがいつのまにやら無遠慮に ガラス扉に隔たれた
溝
(
どぶ
)
7
不安感 迷い 停滞 孤独感 ぼくたちは今踊り場にいる
8
ラーメンを10杯食べて無料にし夕飯を食うのが我でした
16
一粒は0.5㎜しか 無い種に ペチュニアが咲く まさに不可思議
21
がらがらの電車であなた足そろえ リュックを膝に抱えてた午後
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不祥事に 腹をも切らぬ 政治家の 武士道語る 笑止なるかな
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