パンクした自転車なおしたのそれだけで 海の向こうの風も追い風
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「失敗」と名のつく母は「成功」を愛した?花瓶はがらんどうのまま
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引っ越してまったく開けないダンボール みたいだきみとの写真フォルダは
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疲れない?首振るばかりの扇風機 によく似た面倒見のいい君さ。
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意地悪な台風来たり あかねさす君との旅を狙い撃ちして
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高さ揃え付箋を本に貼る人は たいてい中身を理解してない
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A席なう車窓さかなにひとり酒 C席に来たパチャパチャ男(PC)、困っ
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荒波の霞ヶ浦に人けなし曇天笑うトンビがクルリ
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アスパラや稲にたむろう生きものに虫も殺さぬ我天仰ぐ
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曇天に人の目集ふ街角を白青赤へ染まる紫陽花
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校庭を逃げるあの子に追いつけずチャイムを聞いて泥棒は笑ふ
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川縁かわべりのひとり歩きのひとごと過去と未来が交差する午後
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病院に行かなくていい土日には児童のように心がはしゃ
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飲み込んだ 言葉は胸の 底に積み 誰にも見せず 朝を迎える
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傘させば君への想いも消えていく人に紛れてゆくスクランブル
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窓開けて駐車場にて時つぶし 少し居眠り次のアポまで
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灰色の靄に迷わず雲海に陽が射す蒼き空へ羽ばたく
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潰された左目澱む人影が愛し愛しと濁らす意識
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梅干しかぁ地球を割った隕石の 好きな具材はツナマヨネーズ
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鳶が鳴く里山の鳶けふも鳴きあすも鳴くらむ沁むる鳶の音
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パンという 幸せ香る 誘惑に 負けて来週 健康診断
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ちばぎんの優待ギフト届く時瞼の父に不出来を詫びる
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雨の日に野良猫ひとつ生垣へ 頭隠して尻は濡れおり
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小窓より 初夏の朝の微風そよかぜ涼し 心地き洗面 出勤日
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白雲しらくもを抜けて銀翼発つ朝に 愛や夢の歌を友せむ(上々颱風「愛より青い海」より構想)
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背を押して 出番の合図 する君の 手の冷たさに 覚悟伝わる
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薄曇り サンダルの中 冷え冷えと こよみ見返す 水無月の朝
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雨晴れの石畳行く下駄の音 八坂の塔に青もみじ映え
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何処よりも足裏で知る床のごみぺたぺた裸足で歩く季節に
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ガサゴソと チビ猫寝返り音のして あら おふたりではいっていたの/箱
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