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練るほどに白濁増せし水飴は心と似れど食めば癒せり
24
手招きの猫のチャー君愛しきの胸の写真の幸は褪せぬぞ
18
奇を衒ふ 君のジョークに 吹きだして 昨日のことなど つゆと消へたり
8
母さんのデイサービスの送迎車待つ間に切った伸びた
筍
(
たけのこ
)
/道にかぶさる
21
父親と 街でたまたま すれ違う 親父の連れから お金をもらう
3
猫砂を蹴散らすように床に置く新聞包周り搔く猫/
襁褓
(
おしめ
)
16
子作りを お金に還す 識者おり 国の手先か ◦◦学者 ??
10
人一人短長あれど道行けば重き映画の一本残る
18
夜も更けて 蛙の声が 満ち満ちる 深夜ラジオの 中高時代
15
「終わりだ」
あの御方の居ない世界
(
世界もどき
)
に用は無い
現世よ、たった一つの生命如きに見放される気分はどうだ?
(
であればさっさと首落とすのみ
)
3
そう言えば 一貫性は 無かったな 服も言葉も 好きな男も
5
風の音だけが音楽風景の映画を見れる自転車旅へ
17
自転車は 風の音と去る 景色見て 褒美に笑う 心が主役
17
竿も乗せ深山の川の魚釣る自転車旅で子となれ我よ
16
歌詠みの道辺に探す萌ゆ花へ恋を抱きて慕ふ君かな
17
手に持った半額のコロッケの栄養と混じるようにおやすみを告げるラジオ
6
コケました 二十歳前にて 人生に 「死」を隣にし 親看取れるか
13
壁当ても 「フォークボール」も さらさらと 半世紀前 吾の日課で
13
分からずも聞きつ教わり見て真似ど真似を超えたい一本の道
14
ちりぢりに息は月をくすぐるような雲へ 消えまだ遠い夜明け
5
田畑は 農閑期なら 遊び場で 「田んぼゴルフ」や 「田んぼ野球」
13
アメンボが オタマジャクシが ザリガニが 途絶えてすでに 半世紀経ち
11
レールから踏み外れた私をただ見下していた君の眼窩は
5
見上げれば涙もきっと止まるでしょう ぼやけた世界ネオンのひかり
21
高齢者 事故を起こせば 大事なる 「足踏み外し 階段転げ」
13
やってみて 初めてわかる 難しさ 今だからこそ 経験大事
5
釣りに行き魚の替わりか山蕗を持ち帰る夫少し不機嫌
28
さねかづら さ寝つる君の 寝息さへ
稚児
(
ちご
)
のやうにて いとど
愛
(
かな
)
しき
6
三センチ 私は大人になってからヴィーナスみたいに裏切るつもり
4
悲しみの 栞は必要 ないのです レシートいいです 箸ください
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