明日こそ晴れるといいなせっかくの夏の日差しをこの身に受けたい
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きみが描く虹に立ち止まるひとがいてたぶんきみより嬉しかったよ
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明日恐れ何も出来ずに今日が終わるやらなきゃならんと思っているのに
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昔日の 揺らるる列車 故郷ふるさとへ 姉と分け合ふ 冷凍みかん
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はじめてのるすばんそとからわらいごえがして ものおきですとーぶにないた
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窓を打つ風ははたはた軒に垂る雫ほとほと いつしか止みぬ
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さよならに敬称をつけて再来の願いに死をつけて呼べそうこの街に夜がくる ☆さよならさんかくまたきてしかく☆
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この夏もメロンが届く古里の同級生の彼の女性より
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蒼空に白く輝く入道雲 私の夏の鮮やかな色
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午後六時 低く鳴る空 風が裂く 紫陽花濡らす 予報外れ
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涼しさも緑も深き山里の滝の響きに通ふ松風
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圏界の向こうが送る風を待つ 錨泊地アンカレッジに伏せる帆の影
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まぐわいを 子を成すがため するほどに 不潔なるモノ 世にはあらざめ
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蝉の殻 枝にとどまり 空を見て 残されし身は 夢の続きを
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痛み込め 詠んだ短歌は 素通りで 気の抜けし句が もてはやされる
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君のため 幸せ僕が 誓うから その時迄は どうか不幸で
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歯の痛み取れてむしゃむしゃ食べ始めふっくらほっぺ戻る母さん
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火をつけた乙女心にさよならを今日から私も"女”に変わる
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ほんとうは大人じゃなくて太陽は日記の中で金色のまま
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名を挙げた人間みんな好きだと答える甥っ子 まさしく天使
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ぐっしょりと濡れた肌着の不快さは 不潔な雑巾着るに等しく
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ワイパーをちぎれるほどに振らせても 前の車の尾灯も見えぬ
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あめあめあめ ふっては止んで窓の外 あなたとカフェで長く過ごせる
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備蓄米 食べられるだけ 有難い 一粒の米 生きる証と
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桜咲き 「綺麗だね」と 微笑んだ 知らなかったの 樹の下の意味
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多忙なる合間合間に ねこと語る なんだかホントに 会話が成り立つ
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電車り バスを待つのを 始めたら すぐにりだす 梅雨のこの頃
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先生が部活めるかと言った時必ず雨む梅雨のこの頃
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やさいかご みれば めばえた いもとねぎ いもはふかして キャベツでスープ
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さいきんは 企業 預金現金 だぶついて 自社株 優待 ばかりするなと \金融庁 日経ニュース 自動車うれなくても 日本全体のポートフォリオはOk
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