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紫陽花が以前に増して色濃くなり梅雨が間近と知らせてくれる
17
疾
(
と
)
く消ぬる玉の露こそ愛しけれふりつみ消えぬ塵芥の身
7
雨止んで 散髪に行く 道すがら 身の丈高く 草がはびこり
14
曇りなき烏の眼が近付けば箒で追はれひらり電線に
9
伝書鳩ふるき鳩舎をめざし飛ぶ 同じ空来て更地を
旋
(
めぐ
)
る
17
停電で ブレーカさえ 戻せない 親の老い見る 子らのため息
14
二十年 気ままに伸びた 竹藪が 伐られ遠目に 我が家の見える
13
台風はひと夜で消えて日常の朝を吸い込む寝不足日本
23
独りをも 詠まれてありぬ知りしその 月夜に触れて咳一つ出る
22
おもふこと言ひいださむとするごとに言ひいだすべきこともなかりけり
10
わかるかな 打って走って投げるパパ 一歳二ヶ月 オータニさん
家
(
ち
)
18
しんみりとしながら友と別れにて会える日あれば会おうと誓う
7
カラカラと下駄の音して小走りに駆け寄る君をときめいて待つ
11
君の目に見える景色はそのままの彩り深く山野を映す
14
上下する気分体調天候も目まぐるしくも参っちゃうよな
9
囀
(
さゑづ
)
りと交互に聞こゆ 窓外の ジューサーの音 掃除機の音
26
自転車ペダルをこげばくつろいだ人でにぎわう不忍池見え
12
裏道のそのまた影の裏道を歩み続けたとても疲れた
8
空からは 失踪熊の 捜索も 命をかけて 街中歩く
16
背後からマスク着けずに咳くしゃみ カンベンしてよ😣(駅のホームで
29
園の池浮かぶ枝葉の熊手かきただ眺め居る野分けの始末
22
憧れを語るあなたに暮らせまい虫と不便の満ちる山国
10
ヤマザキのお皿3枚ゲットして うちは旦那と2ニャンだ どうしよ
21
かぎられた
生
(
せい
)
見つめゆく剣の道『六三四の剣』のオワリはじまり
9
わん!としか吠えぬ獣であるくせに そのひと声の音色とりどり
29
目に青葉迷い込みたる田舎道 対向車が来たら死ぬ対向車が来たら死ぬ
7
毎朝がイヤイヤ期から始まって 夜にはデレる
愛犬
(
いぬ
)
にメロメロ
14
「解れ!」とか無理です。自分鈍いので、 ちゃんと言葉にして貰えます? /「業務連絡、愛しています」
12
閑散と漂う夢の輪郭を 刹那に触れる 恐れをおぼゆ
7
〈トクリュウ〉に『暴力団』 の名前つき何か変だがホッとする我
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