瓢箪の湧き水を飲む僕の傍 溺れたシダを掬ふ手白く
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膝痛め踊りかなわぬ身となりて 裏方に徹す春のお祭り
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海溝マリアナの唸る闇には噴出孔ナノな泡のせ海へ広がり
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チコちゃんに叱られる前にググるカス社用PC届け退職
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深夜2時 絵文字が透ける 膨れっ面 天井のシミ 頭巡らす
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外国の女の子たち訪ね来てつつじの庭で国際交流
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膏薬を貼ってる腕はまくれずに長袖シャツの散歩は暑い
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光る空 タンポポの綿毛 風に乗り 子らの笑声 連れて飛んでいく
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寂しさも寂しさのまま老いてゆく死にゆく人を見守るように
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ドアの鍵みんな違ってよかったね 秘密を抱えてカレーなど食べて
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終わる春 午後の珈琲 あの流行歌はやりうた聴いているふたりに薫る
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深海は真っ暗闇でサバイバルゆえに輝く光は生まれ
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公園が水鉄砲でにぎやかで元気な子らの早すぎる夏
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山際に 薄墨流し 春時雨 はこべ色濃き 濡れて滴り 玉の露 深山入りて 鐘の音ね響く
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どこ行くのと聞けばあなたは宝塚歌劇モードで「風を探しに」
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新しき芝に咲くたんぽぽ一輪を嗅ぐように枝は 地についておはよう
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五歳児にハムラビ法典持ち出して泣くなと説いた母は半沢
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ちらり見た あの人のスマホ いけないと 嘘だと見開く 二次元の推し
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道路脇 ライトが点滅 帰り道 上着が汗ばむ サイレントナイト
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阿片アヘンなり 砂糖まぶせし落花生 ほうけ喰む我 止める術なく
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下り坂 緑の風を 切りさいて 少年だった 日に戻る午後​​​​​​​​​​​​​​​​
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幼兒おさなごの シャツの上には ショパン像 意味があるのか テキトーなのか
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ゆく先を  悲観するでなく  生物の   未来は誰にも  わからんゆうこと
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忍耐は 出来る範囲で ちぃとで良いや 年300日はチートデイ
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ふと寂しくて 愛を探すよ 本の中 君との会話 五十音表
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休憩所 沈黙のランチ 椅子を引く ワイドショーから 深刻な声
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擦る目に 鉛のカラダ 早起きが 宇宙の光に 溶けていく
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昼時の スマホオーダー 戸惑わず 指でスワイプ 番号の席
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坂ふもと「帰っちゃうよ」と母が言い「帰ればいいさ」子が言い放ち
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横たはり 時をり小声で クックッと なに夢見てか 愛犬の寝言
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