柿の木は滴るように実を垂らし食ってくれろと身を曝け出し
24
右左どちらを見ても詰みだからせめてこの場であがく向日葵
8
ああそうか今日の帰りは雨だからポツポツポツって打ち明けようか
13
歩く歩く DDRerディーディーアーラー ひたむきに 一日平均 一万歩くらい
13
蝶がゆく 君の名はたしか タテアゲハ? 芙蓉の花に そっと止まれり
19
電線に 雀並びて 天高く 蝶が舞うなり ただ軽やかに(長野ちゃん、お疲れ様でした。ありがとうございました!)
14
つかの間の帰国の友と過ごしてる 番外編のような時間を
21
てれびでは じゃぱねっとのこえ たからかに いちまんきゅうせんきゅうひゃくはちじゅうえん
14
金だけが全てじゃないと言う人に世の真実を見せてあげたい
28
金銭で人が崩壊するを見たその崩壊に吾も飲まれた
24
呆けてから金銭管理が固くなる支援で暮らす母の執着
27
「次は孫いつくるのか」と妻に問う 目配せの先 かぼちゃが笑う
20
あなたとは もう会うことも ないけれど グッズを買えば また会えるかも
3
生臭く 青光りする 冷凍秋刀魚 まっぷたつに切る 私の想い
7
秋雨は 涙色して 降るようで 忍耐強く 静かに落ちる
22
連休の明くる日の 土産話に 土産菓子食む 休憩時間
24
部活後は ポカリおみくじ やった濃い  もうできないな 同じ味だな
5
芽出しに麦は踏まれる恨みなく踏まれ踏まれて強く生きられる
10
泡だった黄色い小粒の花の香はいつものかどで秋も知らせる
12
カメレオンみたいに変わる化けの皮 私にだけはほんとを見せて
10
草原にすわっていると気持いい ペっやんこの草は恨んでいない.
8
誘惑に 自らハマる 人間に 天は開かず 地は慕い寄る
3
失敗し 見ないふりした ベランダの 枯れた鉢植え きのこ生えてた
14
だらしない 醜いような 自分でも なんとか入れて くれないですか
2
思うほど 善良でなく 見た目ほど 強くはないと 自ら思う
2
助言など 要らぬと言える 程でなく 歳ばかり取る 浅はかは知恵
2
生きてきた 苦難の歴史 乗り越えて 無駄にはしない 希望を糧に
5
町工場 排気口から 音がする 異国の言葉 機械の唸り
7
社会には なくてならない 人がいる 清き乙女に 良妻賢母
3
食べくらべ香り松茸味しめじ森の恵みに舌が選びぬ
5