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最果て俯瞰で見た青羨むというより最早見知らぬ異国
2
芽や花が整地されゆく主観にて違和感だけの完璧な庭
3
枷や縄憑ける時だけ生涯のいややこややを忘れられると
3
好きですが好きだったとか愛するが愛していたに抱く過去の疵
13
移ろい子羨む根を張れる土壌根張り子羨む命の起源
3
ぎこちなくマイムする客観はズレ拠り所無く恨むれば斜視
2
触れ振れるたかが春雨程度の美知にて氾濫する防波堤
3
舗装された道、ゴーストとしての手に気付かされ日記を描いた
1
今日から今日へと架かる睡眠という桟橋脆く落下恒常
1
日常をつんざく音ため息の中ふと浮かぶ泣く電車の擬人化
1
カーブとかフォークだったら捕れるけどナックルボールみたいなあなた
3
休み明け心に鬼を抱きドアが開けばいつもの満員電車
17
発言に一貫性のない君はカ行変格活用みたい
2
一人でも 良いけど二人 三人と 増えたらもっと 楽しい食事
11
ももいろのおくりものだけ満ちていく部屋からいつか出られるように
7
迷いしも 山の窪地に 顔埋め 息を整え
頂
(
イタダキ
)
目指す
12
久々に実家に帰れば一仕事訳のわからぬDM処分/帰省初日
15
妹と 母の語らい 咲く笑顔 細まる我が目に 映る向日葵
14
切りそこね伸びすぎた髪をかき上げるアイスを落とした子供横目に
4
盆参り日帰り帰宅の義姉に会いぽつりぽつりと施設の話し
22
久々にゆっくり風呂につかりたい立秋過ぎの野分過ぎた日
11
熊怖く墓所の前まで乗り入れる 車は文句を言いはせぬゆえ
21
泡みたく消えていくかな忘れたくないな夜風をそおっと宿す
4
車から降りる刹那の蝉しぐれこれには熊も近づかぬはず/墓参り
18
涼しいか 涼しくはない 暑くない まとわりつきし 湿気と虫が
11
この値段 工夫あるのか 四つ星
美味
(
うま
)
くなかった われ味音痴
11
台風に吹き飛ばされた熱帯夜まだお盆前上着をはおる
7
帰省前 君と別れて 吸った
3
本 帰りはホームで
1
本でいいかな
3
いつまでも一緒じゃなくてもここにいる 千切れたリボンをぎゅっと握って
14
本当に寝るのが好きなひとの背にくっつく 本を続きから読む
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