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改修を見送るずさん運営の水族館に泣いているシャチ
30
紫陽花の艶を増す雨降りしきる瞼の母とあの日に帰る
11
「みどりなす君の黒髪美しや」「じっと見ないで根元は白よ」(真似かっぱ7)
15
朝が来た雨音だけが耳を打つ紫陽花濡れる猫雨宿り
17
野分前濡れてもいい服ひっかむる しまった寒い半袖ポロシャツ
17
膨らんだ レジ袋を ぶら下げて シナリオ通りに 帰ってきてんねん
13
落ち込みて 言ひ訳出来ぬしくじりに 眠れぬままに暁を待つ
32
かたらひの
中
(
うち
)
におぼえず
萠
(
きざ
)
したる三十一文字は涙となりにき
11
泊まりなよ 俺はソファで 寝るからさ 明日は先に 会社に行くよ
3
何してる? 何もしてない 会いたいよ 来ても良いけど 何もしないよ
3
岡山の暑さをみやげに妻もどり今日の津軽は三十一度
15
両目開け日々抱く夢を寝る時も十秒見れば夢は叶った
18
子の寝顔 心のネガを 忘れさせる この子の幸わう 先を願おう
8
生業に責任果たし趣味もただ没頭すれば気楽な時間
18
天気わる 風強いとか 暑いとか 気分が変わる 家庭菜園
5
君の手の温もり思う寒い夜一℃上がった心の温度
19
苺ジャムバターのパンにあんぐりと口を開けたら夢から覚めて
14
真っ白い荒野が焼けて金色に溶ける朝陽のバタートースト
19
艶やかな口に近寄り幕閉じる夢は映画のように煌めき
16
日常の些細な過去を話し合う素顔の君と長旅続く
17
純朴なあの子も
金
(
カネ
)
が飼い慣らし愛は信用ならぬと言った
31
定期券タッチの音は重なるが違う路線へ進む背中よ
10
歩幅からずれてゆくのを直すためわざとしゃがんで結び直して
7
プレミアム 選んだとしても600円 ノリ弁みたいな そんな人生
5
もどかしや 言葉にできない 素直じゃない 不器用ふたりの 電話越しの
(
よ
)
夜
6
現状を知らず死ぬより対策をしてあがく方選んだ今よ
7
家出した ところでいくとこ ないでしょね コンビニ廻って 帰ってくりゃええ
12
耐えきれず見上げた空のお月様泣くと乱視がひどくなる
6
暮れなずむ 街の光と影の中 贈る言葉は 何がいいかな
4
ラスプーチン 細木数子も また然り あな危うしき
政
(
マツリゴト
)
とは
10
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