ゆですぎたパスタにいれたたくさんの塩は昨日のなみだの墓標
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障りなく付き合いこなす子のためと友は友でも友達じゃない
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ママ友の悪口などをおかずにしラーメンすする二人の昼餉
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透明な光を帯びてベランダの柵に滴る春待ちの雨
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梅香る高津の宮に旅寝してなにはのことを夢に見るかな
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くつしたの 神経衰弱 もう飽きた 同じ靴下しか 許しません
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マイキーにはけっこうお世話になりました リサ・ラーソンさん どうぞ安らかに
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束の間の 雨のとまりし 空見上げ 散歩行こうと 決めたらまた雨
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朝イチの会議を忘れ癇癪だ ストレスマッハで自我崩壊す
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ガラガラの山手線で日光浴 僕の両側だけ埋まっている
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君とならデートはいつも楽しいが 自分の時間が消えるのは嫌で
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束の間の逢瀬を重ね帰り路に いつかふたりで暮らせるからねと
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生まれては弾け飛ぶまで目で追うは サイダーの泡 君の思い出
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鴨川の 等間隔の灯火に 十年前 君との思い出
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火曜朝 会社の床に倒れ込む そろそろ終わりが近いわね
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雨音や 春の足音も近づきて 花見の予定立てる頃となり
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洗われたばかりの猫が全身をこたつでのばしている現象
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卒業の時を知ってか溶けた雪四月になれば種を育む
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年重ね あちこち弱点発見す 左の膝と右の足首
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ねこ母の起床時間 ねこやってくる はやく起っきして かまってちょうだい
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ピーマンを くりぬき散らばる 点描が シンクに白花 咲かせたようで
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この人を 何と呼んだら いいものか 濃淡まとめて 友人と呼ぶ
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慟哭の まだ其処此処そこここに 残りても 花咲く春は 巡り来るもの
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可愛いと思い込んでた齧歯類がそうと限らぬとふと気付いた日
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いろいろな思い切り替えさてと言い日常生活12日には
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検索で ヨガ減量で 出たポーズ ただひたすらに 水を飲みつつ
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雲切れた 隙間に希望 見えてくる 同じ思いで いてね皆も
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洗濯機 ヘアピン パソコン 恋のうた わたしの生活たつきにあなたがやどる
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残雪の 静寂しじまなる町 水音と 通勤の影 黙々とゆく
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呼び声はノイズの中に拡散しepochごとに旋律を知る
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