野分け前半紙にうつしてみたようなぽやっと光る月に見惚みとれる
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寝たきりでおしめになってある意味でこれは楽だな他の苦はあれど/介護
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天真なあなたに愛を届けたく不在通知を入れる毎日
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風に乗りいづくへ失せし黒き鳶ふたたび舞へと雲間をぞ見る
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オムツには出来ない母をコケぬようトイレに移動スリル満点/介護
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五月雨さみだれの 初夏の野辺に 散りぬるを 青葉のかげを いま思いけり
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どの鳥が郭公なのと見渡せど声だけ響く曇りの空に
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家中に追熟梅の香は満ちて昼間通過の台風を待つ
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散らかった心の中と部屋の中秩序逃げ去り塵となりゆく
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流れきて 老いたる目にも 同じ月 ともに歩みし 人とながむ
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嵐くる 不穏な空気 それさえも 味方にできる 大きさ持ちたし
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シャカリキのシャカを釈迦だと知った夜。シャカシャカ歩きのシャカはいずこへ。
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東雲のあをき光がさす麦は踏まれるたびに強くなりゆく
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巻き戻し最後の嵐には感謝26年半の感激
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切り立った歌は詠めない。もう君の頬のまろさを知る私には。
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深夜二時きみを描きて画用紙に愛しさだけしか色見つからず
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職員の不起訴母の死真実を知りたい介護施設の中も
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大賀蓮おおがはす 早朝「ぽんっ」と咲くといふ 妖精来たりて杖を振る如
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レジ前で トングの向きを 変えながら お願いします と会釈するひと
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系統図、途絶えた先のバス停は案山子のように影伸ばしをり
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読点が続くばかりの君とゐて それぞれに見る句点のありか
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「うたかた」を始めて以来二年過ぎいいね支えに三年めへと(いつもありがとうございます)
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お金さえ出せば反社の協力も兆し三十年で腐敗か
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新しいカバン下ろせず梅雨が来る同じ鞄で今日も出発
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迫りくる嵐に備え客減りて人気の店に行く好機かな
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初夏はつなつに 光風まとう 繊細な うぶい葉描かれ 錦上の絵図えず       #青もみじ      
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除かれど 今年も片隅に生ゆる あざみの棘の葉 茂りぬ初夏
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鵯と磯鵯も騒がしき静寂返せと天に祈らむ
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付き合いが 分かってくる頃 お別れが 日々のケンカは 哀悼の歌 
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道祖神茗荷の群れに守られて暫し寝入るは水無月始め
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