さきリュックに吊るされし まん丸の青きマスコット コキンちゃんか
19
気にするは神と見えざる世間の目  足りないわ金とセンスて言い訳
4
線香と蝉と風鈴、君の声 君はほろ酔い 僕は夏酔い
5
死にたいと言う君 涙拭う指 私のせいで生きているのね
4
旅の弁当とも 1/100選ぶなら 僕はやっぱりシウマイ弁当
7
病んだ後 再就職して 二ヶ月の 息子は既に  プロの顔して
16
掃除しよと 思って入った バスルーム 涼しい風に しばし佇む
9
群生のポピーの画像見惚れつつくしゃみ連発腰をさすりて
6
孤独には感謝がないといけません背かれる世のすべての者に
8
たまにある 両側にねこ よりそって 母の気分に 存分浸る
24
八月のビラを配りし老闘士 郷愁ありやロシアたださず
8
詠むことと読まれることの喜びを知って飛びたつ新たな世界/題『今年(二〇二六年)を振り返って』
6
君らしくないねと言われ私ってなんだろねって月を見上げる/題『君』
6
ぷかぷかと波にさらはれ新潟の三人(みたり)は向かふニライカナイに /2026年8月10日新潟水難事故
7
芝刈りの音借景に 珈琲の香り燻れる 立秋あきはマイルド
9
土壇場どたんば雨風あめかぜ注意で振り回し野分けわざわざ逆さまを行く
11
この夏も双葉浪江の道を行く 森は繁茂し家並飲み込む
13
いくらかはましな歌をと背伸びして老虎の足が腓返りす
13
聞かれてはならぬうたてき呟きを鉄砲百合に聞かれたるらし
11
家賃8万円のワンルーム ベッドがひとつ わたしがひとつ
16
あかね空 カナカナと呼ぶ ひぐらしに 母との昭和 うるむ夕べよ
4
秋立つと風は告げねど知られけり宵闇に鳴くきりぎりす(蟋蟀)にて
5
「世も末」と嘆くぼくらは終夜よもすがら明くる朝日を夢見て眠る
23
友達は友達だよね友達と君が言うなら君が言うから
7
野分来る ベランダからの 避難だよ  実らないんだ 葉っぱのトマト
3
野分立ち鳶の羽風の乱るるに磯打つ波の高くあるかな
3
辞められぬ 韓国ドラマ やり過ぎも  リモコン押すぞ また戻す深夜
3
手鏡で 映すわが顔 七変化 若返ったり  老けてみたり
3
初映画こっぷぽーんを握りしめ 君も戦う 行けアンパンチ!
11
『コツ』ていふあだ名なつかし 先生にコツンとつかれ頭掻きたり
6