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萎
(
しを
)
るれど散るを知らねばあやめ草引く人だになくただ這ひに這ふ
10
水無月を迎へし
夜半
(
よわ
)
の
十六夜
(
いざよい
)
や 南東のさそり座と重なりぬ
29
深山木に烏天狗が羽休め群れなす烏と何を語らむ
7
情報を がっつり取って 脳疲労 テレビラジオで お腹いっぱい
15
チケットは推しの骨頂<プレミアム> 「喪に服す」消す 『嵐』終演/実父の通夜欠席のファンありと知り
12
あやめ草念々浮かぶ
種
(
くさはひ
)
の多からば身こそ引き破らるらめ
5
思案する 行こか止めよか この日差し ラジオ体操 自分に負けるなと
17
パン屑に 群がる蟻に 季節見る 虫に習いて 服を整え
17
雨を乞う 紫陽花
マイマイ
(
カタツムリ
)
がっかりの
6
月初日は お出かけ日和
14
衣更え眩しき君の白きシャツ車窓に映る夕暮れの汽車
32
はじまりも終わりもあるからこそ
愛
(
かな
)
し 惜しまれる終わりだからこそ美
6
はね返る 朝の日射しに 目も眩み 花鮮やかに 水無月初日
20
ドイツ語の ノート回して 終わったら スキー行こうと 白い息吐く
15
バンフという 名の喫茶店 友達と 夢を語らう 深まる秋に
13
信念と言う程で無しとボランティア 作業に揺れをり腰の線香
47
里山に 草刈りの音響来て 熊対策に明け暮れる民
24
8
K
のつぎは白黒見えてればいいじゃんエコじゃんすげー消費じゃん
7
黄色から
紅
(
あか
)
へうつらふ初夏の紅花ゆれる祖母ねむる丘
17
漆黒の姿ゆかしき
黒禿鷹
(
クロコンドル
)
遥けき空をひとり仰ぎぬ
7
凹凸の影に灯の満つ夕闇を隠すダンプの排気が煙り
23
てにをはのひとつに空の白みおり 歌は言葉の格闘技かな
18
語り継ぎ言ひ継ぎいかむ すめらぎの 九回裏の逆転サヨナラ/天覧早慶戦ニュースに接して
13
夫
(
きみ
)
と母 支えあればこそ前向ける 今日はふたりの月命日
26
寝たきりにはならぬと杖をつきながら ぎこちなく歩む母想う
立日
(
たちび
)
22
モヤモヤを やり過ごすのに モヤモヤし 原因特定 即対処する
3
新じゃがの煮っころがしは丁寧に鍋を見ながらたまに手を出す
15
歓声に 心乱され 耳塞ぐ 君に手を添え 共に歌わん
16
気圧さん 可憐に無邪気に空を舞う 僕を狂わす あぁ、気圧さん
7
一首詠む集中力はAIを超える歌人が並ぶutakata
20
説き果てぬ脳の仕組みの原点にビックバンという生命がある
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