交渉の 地雷を蒔いて 刈り取りす 日々繰り返されて 為す術もなし
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客観と主観の淡きあわい には自己肯定の哀しみがゐて
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夕空に影が浮き立つ凹凸に暮らす灯が萌え明日を抱きしめ
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電話鳴り仕事中断出てみれば 自動音声時間を返せ
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白き花 見し頃より 月日経ちぬ は熟し落つ梅 入梅ついり
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時を読み 見据えたりしは 仕舞いの日 しおれようとも 立ち枯れるまで
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「花子さんうちのトイレにいるんだぞぉ」「出歯亀さんでしょ、それはパパよね」(真似かっぱ6)
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母に出しわかめラーメンうまいよと一番の笑顔いただきました
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ぬくぬくと慈愛に満ちた家の中自分をもっと好きになれたら
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ひねもすに狂ひて鳴けるひよの音に心ばへすらいとど乱るる
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嗚呼今日で妻が里から戻り来る 静かで愉しい三日が終わる
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欠けている パズルのピースを 探さずに 一端の政治家 顔していたいのね
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よく食べる部活帰りの高校生 若さと赤いユニフォームまぶし/サイゼリヤにて
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フクちゃんのキャラ絵Tシャツひっかむり 街を歩けど誰も気付かず
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暑くとも食の細らぬさもしさよ 冷かけうどんにお稲荷一つ
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「あかんがな子供殴るの虐待やで」「ほっといてくれこれよその子や」
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うちの前に車駐めるな出入りできん」「お前のとこにわし出入りせん」
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美しい 夜景の裏の 闇深く いつも誰かが 泣き寝入りする
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ハルジオン脳天に陽をいっさんに浴び 己の自重で滅されていく
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あさよひに磯鵯の声響き逃ぐるる方もなき憂はしさ
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「台風に注意」とラジオ言い出した梅雨より先に台風来るらし
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膝の上 しあわせそうに ねこねむる 足がしびれても なかなか立てず
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押入れの奥の花瓶に飾ろうか 薄藤色のデルフィニウムを
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青春に代わる言葉が欲しい今わたしの春は何色だろう
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目の前を気ままにわたるシャボン玉いこかもどろか風は語らず
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親父ギャグすべりて見上ぐ西空の明き雲居は笑ひて待てり
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今夜何 作ろうかなと あれこれと スマホ駆使くしする 君来る夕餉ゆうげ
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馬鈴薯にき包丁の刃元あて病巣削ぐごと小さき芽を取る
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逢いたいと想へば想ふほど遠く あの日も星がまたたいていた
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狗鷲の荒き心を宥めつつ鳶と和らぐ空をこそ見め
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