お通じという言葉では伝え得ぬ生みの苦しみが三日おきに来る /阿鼻叫喚
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雨垂れの如き尿(ゆまり)の侘びしさを人麻呂ならば如何に詠みけん /歌聖柿本人麻呂
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不器男忌に尿(ゆまり)ついでに睾丸を押せど気になる異変なかりき /2月24日不器男忌
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騒音で かき消されても 大切な 心の叫び 聴き耳たてて
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人類が 魂捨てて 飛びついた 架空の世界 幻の都市
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いつの間に 商品棚に 乗っている 自分自身が 売りに出されて
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毎日が 祭りのような 情報の 渦に飲まれて 自分は何処
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幸せが スマホで買える 便利さに 聞いてあきれる 商品文化
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目の前の 即物的な 幸せが 持て囃される そういう時代
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目の前の 愛に飛びつく 性分は 仕方ないかも 情けないかも
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日本人 この世のことで 目一杯 虚無に徹する 唯我独尊
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罪の山 収集車にて 肩代わり 重荷は少し 軽くなったが
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吾妻山 種蒔きウサギ 顔出して 身を乗り出して 急ぐ春なり
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駄菓子屋で買った飴玉思い出し空き地の小石拾って舐めた
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消しきれず ゴミ箱の底へ重なりぬ 唾棄した歌の 朽ち果てるまで
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一日に三万五千生まるてふ「判断」の渦へ投げたし『推敲』
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空っぽの袋に入れるもの探し 赤ちゃんからのライフワークで
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なでて研ぐ米にやさしく手は荒れて研ぐたなごころ手肌にやさし
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温もりを 肌で感じる 昼日向 夜は温き手で 恩返しする
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迷ひ路 何方が東かよく判るほど 朝になり
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あさおきて ねこはねむれり すやすやと あくしゅ握手もとめるやうな おててで
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未明なり 凍てつく日々に かじかむ手 吐息吹きかけ いのちともせり
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街灯が白き光の繭を編み人影一つ飲み込まる見ゆ
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列島が 歪な形に 裂けていく 一極政治・気候変動
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「 歳とると 寂しいことばかり 」と おばあちゃん 退院する人 見送った後
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二月には春は来ないと思ったがどう見ても春白鳥が行く
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春を告ぐ 風吹き荒れば 寒戻り 冬知らずの Jkの足
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今日はまた 音もなく雪は おちてくる 軽やかに しかし明らかに地に
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洋ランの 花咲き揃い 玄関のくすんだフロアー 優雅にリメイク
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生き残るために客寄せパンダにもなんにでもなるプライドはある
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