♪夏のお爺さんビキニがとっても似合うよ刺激的さ網タイツはいて
6
昭和の世 女性の地位は低かった 令和いまから見れば呆れるほどに
14
♪きょ〜ねんのおなかは細くてかたかったわだけどいかが〜もう今年はビール腹
4
♪暑中お見舞申し上げますぅ〜まぁブタに口づけしたらあきまへんがな
3
安直に美化するなかれ昭和の世 醜いこともたくさんあった
12
田に忍ぶ 装束き立ち アオサギの 身足隠して 頭隠さず
6
引力は なぜか足し算 しかなくて 離れるほどに 強く引き合う
5
蝙蝠が鳶と化けたる暗黒の地下道の奥闇ぞ蠢く
4
食べることおろそかにして気が荒れるわかっちゃいるが料理が苦手
10
ヒシャブつけ緑のがくに顔隠す 萎るひまわり夏の夢の環
24
知らぬ猫名前を与え写す君それを抱えて走る月曜
8
知らないね お前の言葉は届かない 命尽きるまで許したりしない
4
涼風にあさねもひるねもここちよく夜は更なり 妻は案ずれど
8
野良仕事しごと終へ 湯船に浸かりて見つむれば 節くれだつも我が指愛し 
20
鳶の舞ふ空に焦がるる炎かな極楽鳥の死出の山路に
5
レエス編むしろき指先傷つけて 薔薇より紅き秘密を持てり
6
会うことも叶わぬ夏の暑さゆえ目を閉じ祈るあなたの無事を
9
恋文や日記ではなく短歌なら こんな夜中に書いてもいいや
6
夜をゆく 電車の音は 瞼から トンネルを抜け 星の果てまで
4
靄かかる頭蓋の中が低気圧 待てど海路の霧は晴れずに
4
きみが為あなたが為に物思い きみもあなたもいないぼくだな
3
街灯の明かりが灯るひとつふたつ 帰りの道を示した星座
5
防災や 平和について 考える いつも通りの 日々が幸せ
9
ピンと張るペンタスの葉を良きと撫で治癒力貰ふ小夜の静寂へ
21
ベゴニアのハート若葉は不均等葉へ育ち抱く人の心辺
16
回想はガラケー並みの解像度 思い出補正はAIを超え
8
生ごみを出せる日までは密封し冷凍すればコバエも消ゆる
17
シャンプーにゴシュゴシュ擦る馬の毛のブラシが良きと頭皮に聞こゆ
17
音の無き花火をひと日見せて消ゆ松葉牡丹へ心鎮むる
20
ウインナーのタコののり弁食み花をベランダで見て遠足気分
21