薫風にいだかれながら 葉に一つ 月下美人の小さなつぼみ
24
予報見て午前の散歩にかえたけどそれでも少し汗ばんだんだ
9
鍬をふる 夏の野菜を 食むために 時をさまよう あなたのために
31
あのひとも、泣くことくらいあるのかな。笑顔のウラを見てみたい。好き。
6
猫ってね 夢中になると パー🐾をする 飼ってる人は 知っているよね(笑)
16
幾代か辿らば出会いのあったやも 佐佐木・谷川・森・芥川
5
ぶれの無いまぁるい姿が嬉しくてしばしながめる薄雲うすぐもの月
21
督促をむかへうたんかなけなしの涙の日本銀行券で
10
煙る雨 春雷光った 緑野に つかの間浮き立つ 淡き菜の花
12
そよぐ風見つめる君に春を見る気づけばそれは晴れ空になる
11
灰色がそびえ立つのは初夏の空 今日もなんとか乗り切れそうだ
11
ピアニカでも鍵盤ハーモニカでもなくメロディオンだと子に教われり
12
青梅を食べるんじゃないリード引く 俳句だけどもここに投げちゃう
6
高校で時が止まりし友の部屋 日記のような手紙読みあう
12
タカろうと我の財布をのぞき見る 「千円も持たない大人がいるの」
5
サバイバーとふ言葉など思い出し涙うかべて読むネット記事
12
おはようと 頭をなでて 今朝もまた きみがいるから 我は幸せ
20
タクシーで高速道を20分、通勤中に一首よみたし
6
有益か 無益かはさて 今日もまた 身体の中に 染み入る何か
12
夜更かしでやりたいことをやった朝 眠気と戦い今日も行くの
8
蒸し暑い 電車の中で ぼんやりと 晴れた眺めを そっと楽しむ
8
幼子のまま 姉とたわむる夢見 一夜限りのタイムトラベル
19
はじめての家出で買ったコンビニのコーヒーとチョコ 苦味がいいの
11
韓流ドラマ気力体力要るなれど何処かはまりし昭和の世代
25
花の色は散る一瞬濃くなるという昨日のあなたの優しさがこわい
9
甘夏の酸味甘味に魅せられて日毎いただく庭にたわわの
25
足もとに 一面広がる芝桜 柔らかな風ふんわり撫でる 
23
浮かぶ声 星降る夜に 貴方だけ 同じ灯りを 見てたいな
5
毎晩に せめて夢の中にと 思うのに 一度だって 姿見せず
9
煌々と光るフラワームーンかな 窓越し見上げてお願いごとを
18