「行かないで」 腕にしがみつく愛猫 せめて職場に連れて行けたら
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ご近所の 花を愛でつつ さあ帰ろ アサガオがまだ 咲いてるんだね>青紫色でした
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石ころが宝石に見えるような目を持ったあなたの世界が気になる
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昼散歩 暑さに上着脱ぎをれば せせらぐ川にアキアカネ飛び
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飛行機の窓にくっつき外を見て 星光る空 煌めく地表
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まりちゃんをナデナデしつつちびすけが見ていないかとあたり見回す/猫
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駅ビルが屛風のごとくはだかりて 街並み見えぬ野暮な京都駅
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ここにだけ何故か猫の毛吹きだまるどうなっている室内気象
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サヨナラはエラーなれども美しく 勝者讃えん 敗者にはなお
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ヤバそうで熊とモバイルバッテリー外歩かない持ち歩かない
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思いつくごとに書き足す裏紙のメモ余白尽き行くべ買物
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お馴染みのドラッグストアとコンビニでどの街も皆同じ顔になり
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画面まえドジャース試合汗握る解説いらぬ耳障りなり
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ココココン学校裏でキツツキの出遇であいは今も思う宝物
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川キラリ 秋陽受けて 波キラリ 車内に届く 日差しも優し
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「源氏」ってつく菓子みると 泣けてくる 絶対(宇治)行けるよ 涙を拭いて
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気球ゆく重さを捨てて空となる我の煩悩を風が解かして
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遥か空風のゆくまま彼方へと見下ろす街に君の窓光る
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色瓦ぽつぽつ剥がれた境内は寂れた緑に紅葉もみじが映えて
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銀杏いちょうの木 たんと実をつけ母の顔 凛とぬくもり漂わせ立つ
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秋陽差す紋白の舞う遊歩道クヌギのドングリ数多転がる
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花火哉夏はわたしをおいて散るきみもわたしをおいてちるの
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西へ西へ息子の暮らす伊予の国 親ばか二人おかず背負ひて
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暴れん坊トランプさんご苦労さまこの平穏の続かんことを
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久々に 故郷ホームに戻り 身に染みる 汽車も電車も 値上げやむなし
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好きなラーメン屋もう行かない、snsにアップするのどうでもいいよ
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人里の轍踏み分け鳴く熊の声聞くときぞ山は悲しく
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カフェオレを片手に 蒼空見上げたる 十八夜の月 ぽっかり浮かぶ
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チビ猫は ゆっくり・ゆったり まいぺーす ときには みならわなければ ニャらぬ
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今朝やっと ひき肉のオムレツ できました 昨日できなかった 今日はできたよ
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