ドウダンの花の袋に祈りこめ白き小さき鈴は鳴りけり
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待つ君の背中に滲む「さよなら」に花の香りを添えて返そう
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ボアシーツ まるごと押し込み洗濯機 気分は早くも初夏へと向かう
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春の陽に 土を持ち上げ顔を出す 旬の筍山の香満ちて  
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石鹸の匂いに君を抱きしめる私の行方を花は知らない
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明け方に ただいまという 母の声 安心をして もう少し寝る
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あんたって 人質になっても 楽しそう わたしもいつか そうなれるかな
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あたたかい こんなことのためにウチらが ここにいなきゃいけないってマジか
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何が自分の幸せかなんて 考える暇もなく 幸せにならせろ世界
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神からの怒号は聞かず辿り行け小さな幸に笑う日も来る
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触覚で命伝える蟻たちへ切なき人の文明照らす
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春うらら 春一番に 桜舞う そよ風に乗り あなたのもとへ
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誘導灯 虫を集めて 金にする 世の欲を吐き 走り去る我れ
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吾が内に 世界再編 策は無し 「金」「金」「金」カネカネカネだ あるじトランプ
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頭薬のごとく光る文机の身捨つるほどの家族はありや
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左耳 ピアスは勇気 だと信じ ダイヤよ共に生きると誓う
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寝息まで愛していたい旅の夜毎日聞けることを願って
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穴として音楽室の穴として、3年前に認可済みです。
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「 向日葵や ※   米国の長トランプさんを 張り倒す 」 あんた一人で 何が出来るの ※「角川春樹氏」の俳句の冒頭
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桃色の 絨毯踏むを 忍びなく 風に頼みて 道をつくらむ
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落伍者と ダサい自分を 断罪し 太宰の自戒 身に照らす獺祭だっさい
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前方の背中美人の顔は見ず夢を残せど追い抜き悔やむ
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バス停で拾うピアスは他人でも笑みと涙の浮かぶ手の平
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月の色も うつりにけりな いたづらに 袖の白露 落ちしまにまに
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花の色はうつりにけりな緑色あをいろに卯月よにふるながめせしまに
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いろいろな言葉を照らす花達に励まし貰う自転車の旅
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戦前は 金に頼らぬ 分かち合い どっちもどっち お互い様で
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紫の チューリップにも パンジーの 蒼白赤に宿す尊さ
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ちっぽけで 役に立つのか そこに在る 俺生きている 君らのおかげ  
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のめりこむ 良い事や悪い事でも あとで後悔 ゆっくりさせてや
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