明日には会えると思へば 旧友の揺れる面影 五十年目
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アレクサてふ友寄り添いて レコード盤なき二時間の ポール・モーリア
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北風の冬の朝には日が澄んで歌の言葉をほどいてくれる
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では今日は(掟上)今日子さんふうで お散歩に 真っ白ファッション ベレーなど被り
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街中まちじゅううなりを上げる沈みかけお月さんだって飛ばされそうだよ
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はらはらと触れれば消える桜色 こぼれた恋を踏まぬよう歩く
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一晩を ぬるま湯で過ごし ちょこなんと 嘴突き出す 発芽玄米
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「満を持して」には不甲斐なき なかやすみ 大腸検査後 四日目…少し
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猫だまし(笑)耳にしたことはございます(笑) 何故なら旦那は今もクイズ屋
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冷蔵庫扉開ければ転び出て今朝のおかずは豆腐だそうだ/勝手に決めてくれる
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西の空 ぽっかり残る 残月や 風が強いね 雲が早いよ
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おかあちゃん おきるの そっとまっている 愛らしわが 護ってみせる
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もうふさん くるまれるきせつ やってきた ぬくぬくのねこ ゆっくりおやすみ
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スズランの湯にて 寝そうになりながら ライブ当日の 段取り思ゆ
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イチローの名言出して励ました部下はあっさり辞めてしまった
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北風は 行きずり水面 騒がせて 白鷺は行く 何処かの夏へ/r
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父親も開けれなかった佃煮の缶をひょいっと開けれた僕よ
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壮年の男が踵にユースキン本当の冬来ている証拠
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「後発地震注意」の出ざりし弘前でも目眩のやうな揺れ続きをり
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コンビニで流れるラスト・クリスマス 降誕をまつ今が幸せ
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風に乗り 赤き蝶の如く舞ひぬ一枚ひとひらの葉は 菊の花壇へ
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三日月を 見上げてみると ふと思う 僕の心は あの月のよう
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雪の朝もう騒いでる猫さんも外に出せとは言わない今朝は
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肉体のうつわととのひたまやどるhideも吉井も三島由紀夫も
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わたくしの「今」を共有したくつて旧友ではない友と呑む暮れ
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十日間風呂にはいれず父帰るせめて洗車をしてから迎ふ
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寒つのる手袋マフラーニット帽 枯れ草かしぐ北風の朝
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黄金の花梨をぎし指先に可憐な花の面影を追ふ
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あれこれと 拘り作る年賀状 拘りすぎて年越しとなり 
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の机使ひて思ふ引き出しの何処に悩みを仕舞っていただろ
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