知らぬ間に心へ触れし痛みかな 小指の先に光る切り傷
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「いつ来たの?」と訊ねる 小指の先の紅い切り傷
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報道を 我が身の内で かみ砕く 新しきかな 弾ける世界
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世代間 言語を超えて 交われり 末を見守る 国の度量
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今はただ 小さき肩を 抱き寄せて 君が孤独を 取りて除かむ
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感動が 編集されて 清書され それもあるのか 商業五輪
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じんわりと炭火のようになりたかった いやいやw直強火でしょってさ
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最高の価値創出こそぼくのボスあんたじゃないんだおめぇでもねえ
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早春の風にあたりて揺れながら洗濯物は雪景色みる
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暗闇で主待つ君寂しかろ 灯りとラジオ 小さく点けて出る
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飼い主が囁いてくる「猫又になりませんか」と小春日の午後
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眠ってた春服そっと起こすよに 陽光の差すだまりの部屋
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シュワシュワが少しだけのチェリオを飲む 早く病気が治るといいね
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ほうじ茶の蒸す間をはかる砂時計 曇りて見むとす細き白糸
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生まれたる 祖国の違ひ 越えゆきて 育て守らむ ふたりの愛を
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この世ごと 君を見棄てて 音信不通の四十と九日
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忙しない 正しさの中に立ち竦む ひとの形を保てない午
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吹きすさぶ 雪の大地に 咲く花の 君が決意と 覚えなりしか
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プリプリはエビチリの意を表して君の頬には不足している
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昼間から暖房つけず凌げたがさすがに寒い如月の夜
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流れ星じゃないって あれは秒速5キロで進むしかない点P
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数字など追うな 内輪に逃げるのも止めよ 自由でいたいのだろう?
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雛鳥が薄氷うすらい蹴って空目指す 泡の弾けるソーダ水越し 
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朝風は冷やりとすれどヒヨドリの遊びに来しか梅の木末こぬれ
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猫の日に 愛ある出会い譲渡会 新たな居場所すべての君に
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買物に 作業着羽織る 吾の姿 妻は空にて 怒っているか?
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力強いぬくめられ吹く東風こちさき蝶々ちょうちょをひらりと乗せて
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雨が降る 雪溶かし木々潤しつ 春へと導く雨水の恵み
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三日月の微笑み冴ゆる刀風 斬るや列車は異郷の空へ
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ジャンバーを着ない散歩が続いてる花粉も舞ってる春はもうすぐ
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