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厳重に 仕掛け直した 鳥除けの ネット掻い潜る 強者どもぞ
12
満開の 花見て佇む 散ればスルー 木陰に駆け込む 葉茂る桜
14
「いずれ死ぬ私にキスして どなたでも」 織姫様に 流れる星に
2
「メンヘラ」と自嘲したのは君の方 私以外に愛されないで
3
「アリエッティ 君は僕の心臓の一部だ」 君は私の人生だけど
4
冷房と 天日干し布団の温み 疲るる
一日
(
ひとひ
)
を包む
懐
(
ふところ
)
24
八並ぶ 令和八年 八月の 八日もそれは 昨日のことで
6
ほつれたる糸たぐりなばいにしへのたくみおよばぬかた結びかな
10
平衡を失い続けるこの街をガラスケースの中から見てる
3
闇深き過ぎ行く日々の唯一の光は鳶の影を待つかな
3
わが心われを悩まし休めねば己れをゐてぞ終に疲るる
4
長崎の坂を上れば哀しみの歴史を秘めし聖人の風 (二十六聖人殉教)
32
2人の距離 縮まったと思うのは 私だけ? 期待しちゃうのも 私だけかな?
3
今日こそは墓の草刈り済ませよう祖母父その他御一行来る/その他ご先祖来るのか?
17
惣菜の エビの天ぷら 食べている 衣ばかりの エビの天ぷら
5
庭に咲く 鬼灯紅く色づきて 盆棚飾る時節となりぬ
19
手土産はお値段よりも大きさよ列に並びて言い聞かす午後
5
振り向くと 息を切らした キミがいて 何事もない ふりをしている
4
湯に沈め冷水で直ぐ皮剥けた桃のお尻は赤子の如く
26
十二種の具材が乗りし店主への愛を溢さず食む五目そば
17
目の前の物へ情けを入れ詠めど移る心に歌は果て無く
19
萎れ葉を取りて日陰で照り戻るペンタスへ吾も朝陽乞うかな
14
ラーメンと麻婆丼で二人分九百円は店主の愛だ
19
不揃いの葉で生え日ごと変わる身のベゴニア見詰め心を律す
18
自宅前風と大地と季節から届き三輪白百合が咲く
14
青ビオラウサギの耳が風で折れ直した我にお辞儀して揺れ
16
蒔く時期の九月半ばへ心だけ姫ヒオウギは種蒔きさせる
13
不揃いのベゴニアの葉へ律す吾の心と共に育つベゴニア
15
狂おしい土のにおいの侘しさに 剥くや哀しき
烏
(
からす
)
むぎの穂
6
満月は月の全てが日向でしょ?そういうあたしとあなたがいいわ
6
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