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ステップの隙間落ちさう怖がりも遺伝するらし螺旋階段
8
「いえわたし聖母マリアじゃないほうのマリアです」って名刺をもらう
12
さよならの次の日にかなあみのささくれを ちくんとたしかめる
3
青空を抱きてひかる田の水に黒き姿の燕の旋回
23
コツコツと足跡響かせ颯爽と 迷惑知らずの目立ちたがり屋
4
悪夢見て涙を浮かべ目を覚ます 目を背けてた現実はそこ
8
床
(
とこ
)
に就き眠気は
廻
(
めぐ
)
る雑念に
圧
(
お
)
されて 進むばかりの夜更け
18
握りたて たっ、とつまんで口に入れ うまい短歌はお寿司に似たり
17
薬玉のごとくひしめき咲きあおるツツジよそれは本望なのか
9
知らぬ間に散り散り花見よさようなら 次があるならまたあう日まで
7
書き割りを重ねたように霧と雲山霞ませてパースペクティブ
11
毎日が日曜日ではあるのだが休みにならぬ母さんしごと
21
春空に母の一字を書いてみる 高さは願い 余白は祈り
11
めめと私の人生は一生交わらないそれを寂しいと思う五月雨
3
点滴をつけて
菖蒲
(
あやめ
)
とお茶をする白·紫のドレスの薫る
24
残り鴨飛び立たぬのか
未
(
いま
)
だまだ 訳でもあるか足でも痛いか
29
藤棚の 風にそよぎしむらさきの 藤の香漂ふ空の彼方に
23
子らからの妻のスマホへの着信で五十回目の母の日と気づく
6
僕だけの全米泣いた真っ青な日だったなあまた明日へ忘れる
5
線路だけつづいているよ毎日を歩いてだけどコンビニはどこ?
5
ほかほかと 光っているのに 眩しくなくて なんだかそれって 月みたい
3
青山椒 今日こそ買わん 地下鉄の通り過ぎたる風も涼しき
10
歩くたびポテポテポテと音がする 猫であるはず そうじゃないのか
6
徒
(
いたずら
)
に沫く浅瀬の幸なるは物思えども海へ流るる
11
あなただけ どんなに星が瞬けど眩しく映る一等星は
10
丑二つ 肴も彩も金もなし 軒先落つる雨音で飲む
13
「その脚立いつ買ったのよ。」「あの人と別れる前に選んでもらった。」
20
アストリッドとラファエルのあと寝室の灯りが切れて何かミステリー
17
ここにある私の夜は静かだし詰めれば一人は入れるけれど
11
猫好きが高じて行った写真展 入場半券まだ持っている
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