また一人親しい人が減るたびに思い出す裁縫苦手なこと
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からからり風におされて大小の枯れ葉くるくる踊るよ輪舞曲ロンド
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レール越し 知らぬだれかと笑う君 時間ぴったり ガラス曇りぬ
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真っ白なスイトピー達ひしめいてシロツメクサが成り立っている
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クローバー祖父にマメ科と教わってシロツメクサを目に凝らし知る
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君と僕 叶うのならば この恋が 君を想うよ 君がいるなら
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あの頃は 幸せだった 両思い 今は寂しき 片想いかな
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好きだとは告げないままで死ねるのか告げずに消える美学と言うもの
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美人だよ、三割増しね、虚偽かしら?互いに描かれた遺影の批評
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空見上げ 輝く星を 眺めつつ 君への想い 果てしない
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母娘とも合同供養墓入るのに二人の遺影を描いて遺した
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世の中は 難しきこと ありふれる それを乗り越え 未来存する
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朝早く自転車こいで冬の寒さしみいる季節  
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ゆっくりと汀踏み往く神の足 足うら響く黄昏の音
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君を待つ 流るる人は 知らぬ人 甚だ孤独 総て白黒
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クリスマス ソングはやっぱ 雪降って イルミネーション ほんとよく合う
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木枯らしが 木の葉飛ばして 僕に吹く 追い風寒き 一人寂しき
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照る月を 見上げて泣いて 一人きり 僕の想いは 君に届かぬ
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内側に残るレッドに先ほどの口づけ思うマスク生活
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『目には目を、歯には歯を』とか 言うのなら わたしの手には きみの手添えたい
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風散れる イチョウ並木の 向こう岸 彼女は消えた 冬を残して 
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日帰りで 世間話を 数時間 それで喜ぶ 老齢の母
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またひとつ歳を重ねて私から放つ光も一光年進む
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雨の音 車過ぎる音 こんな日が 幼きにもあり 方舟はこぶねの部屋
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あなたに鱗粉を振り撒く蝶になる 美しき斑模様の翅の
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週末は 友を招いて 遊戯王 イメトレ・掃除 どちらも半端
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「全員と仲良くなれば良いのでは?」 ナカムラは墓地の近くに住んだ
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腕を切らされたカッターと首を吊らされた縄
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前、君が好きだと言ったあの映画、つまらなかった。だから別れた?
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まだ少し 中が入った シャンプーの ノズルを押して いつもより多い
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