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天下の険 湖畔の鳥居 湯に秋陽 ほぐれし空気 連れに似たりて
8
朝まだき
亡父
(
ちち
)
の最期を夢に見る
慙愧
(
ざんき
)
の念かはたまた思慕か
18
道ゆけば そこかしこに
花芒
(
はなすすき
)
汗ばみつつも 香り立つ秋
20
頻発のデータ流出背後にはヒトなどなくてシンギュラリティじゃね?
14
眠れない 夜更けの空に 言の葉を 星座あやとり 短歌に紡ぐ
9
気の早い銀杏はいくらか散っているまだ半袖の散歩途中に
8
口つぐむ 萎む心を 握りしめ 言葉と傷は まだいえぬまま
8
くたびれた ベルトの穴を ふと眺め 今年は2つ 外へとずれた
13
男って 本当バカよね 男って キーホルダーに 龍宿る剣
6
Gカップ? 合コンなんて 行かないよ 予定確認 経路検索
6
其々をあぢはふほどに急かされて返歌心にしたためてをり
6
欅葉に碧き光のふりそそぎ言の葉色に染みはじめたり
17
残ってる母は卒業ライフリーいずれお世話になる時を待て
15
若者の溢るる熱気ともしきや 若き日重ぬ孫の学祭
33
転所する
義姉
(
あね
)
の施設の契約書 積まれた紙に黙ってサイン
27
両親と両親並び四人居る仏壇の下われの寝ぐらよ
10
宇宙からこぼれ落ちたる星屑は地上の銀河星草になり
28
宵待ちに浮かぶ横顔ペーパームーンえくぼか涙どちらか見せて
15
田子の浦かりがね堤つづら折り暮れゆく茜、鴻雁来
6
還暦の同窓会のお知らせに身体と気持ちのせめぎ合いかな
26
この店の 味の秘密は マヨネーズ 半年寝かせた 瓶入りのヤツ
7
秋の気に
青紫
(
あお
)
く
朱
(
あか
)
く サルビアの 花穂色濃く いよよ冴えたり
20
ひっそりと消えちゃうぐらいならいっそ ここで弾けて花火みたいに
7
陽だまりの 芝をそよがす 風の跡 トンボ引き連れ 空の道ゆく
13
今朝の予報 見らば爽快 皆と待ち焦がれし 秋の晴天満点
26
折畳み傘置き 雨靴を仕舞ふ 待ち焦がれたし 秋晴れ通勤
24
秋日和 見下ろす麓 ふくよかに 息吐ききれば 思い届かむ
21
君は今日一度も泣かず登園できたママに手を振る誇らしき朝
9
人生をくしゃみと共に生きている鼻水太郎此処に見参
8
90
に近い母見るお気に入り「上田と女が吠える夜」/テレビ
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