猫母のロリコスプレに首かしぐ 「猫だまし」とや人は言ふらむ(「猫だまし」は、相撲の技)
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爺ちゃんはこよなく僕を愛してる。そのことだけは忘れないでね
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底に着くそのまま窒息する前に 夏至に向かって浮上を始める
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刺し子模様 ひと針ひと針色重ね 無心の先の華やぎが良し
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日が暮れる冬至に向けて下降する もうすぐ足が底に着く頃
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南天の実が欲しくなる 冬の夜 魔除けなるべし 魔除けなるべし
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精算が終わりましたの音声が師走の空に虚しく消えて
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冬を耐え花を咲かせよ林檎たち陸奥に明るい春を呼ぶため
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幾筋の水の滴り顔を撫で呆然と見る浴室の鏡
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歯科に停められた車は全て白 差し歯するごと吾も駐車す
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車のみならず顔面初心者のマークを付ける 大目に見てよ
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我の波ザブンッと人の心折り本音じゃ生けない日本の浜は
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散り際と 緑葉 裸木はだかぎ まばらなり 時間差の不思議 並木の鴨脚樹イチョウ
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机椅子ノート鉛筆おともだち みんな壊れたみんな壊した
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掘りてなほ砂に埋もれり歌の果て溜めた息なら砂漠の空へ
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小説を 書いてみたいと思うけど 書き方調べる 私は不向き
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ひざに乗る ねこのしふく至福の顔を見る トイレもゆけぬが ひとときこれで
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僕の夢 君だけがいて 微笑むと 僕はめざめる 恋に落ちる朝
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真っ直ぐな瞳で見れば澄む未来 心に鳥を悟りの境地
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遺書にするつもりだったが内容がボカロ曲の歌詞みたいで萎えた
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チビ猫の 棚の上くるくる 撮りたいが ちょっとだけ背が 足らぬのだなぁ(159センチ)
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カリカリと もっと食べなよ ちま猫ちゃん せっかく体重 すこし戻った
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ちょっと捨て哀れを外から眺むれば崖の上から戦場ヶ原
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無法陣 哀れに堕ちる心たち 濁る瞳はギタギタ笑い
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が慕ふ年長の友らおしなべて老ひの翳りを纏ひて寂し
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まだわたし道を聞かるる人にあり冬海岸にほのと南風はえ 立つ
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「井戸水の方が温かかったのよ」ごぼうを洗う祖母が呟く
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もし僕が消えたとしても貴女ならきっと誰かと笑っているさ。
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出かけたら行きも帰りもバス逃し次は逃さぬ金運だけは
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ババ抜きを一度も負けず終えたけど 運は仕事にとっておきたい
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