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あの人が亡くなってから早一年思い出遠し梅の花びら
22
星屑と 雪の結晶 合わさりて せせらぎ流る 冬の銀河は
31
年老
ゐ
(
い
)
た犬抱き散歩 春色を咲かす 公園のカワヅザクラ
30
現実を 見て見ぬふりを するうちに いつの間にやら 心も冷えて
7
幸福を 語る相手を 間違えて 熱くなっても 喧しいだけ
5
人間と 人間同士 話すより 一人一人が AIペット
5
知性では 人工知能に 勝てぬから 涙ながらの 感動話
6
リビングに 黄色い目をした 老いた猫 聴いているのか 聴いてないのか
7
Aiを 愛と呼ぶのか 人類の 話し相手は Aiある機械
6
夢から醒めて午前
5
時 外は霧 記憶の隅で鳴るビートルズ
13
風向きを気にしてくるくる煙吐くきみと目が合う春はもう来る
6
猫の日を
愛猫
(
きみ
)
は知らずに 膝に乗る 春の風吹く 窓辺に座り
40
二時の列 「クジラ」に君の「ラーメン」は決着つきて煮干しも薫る
15
浅薄な愛を並べる君よりも 泣き縋る君が一番愛しい
5
それナイフ? 護身用です 護身用 そう言ってたよ まさかあいつが
4
壊しては拾い集めたぐちゃぐちゃの
愛
(
これ
)
の名前は君が決めてよ
6
透明人間になって君が読む本のページを眺めていたい
7
地下鉄のあと何駅か数えれば君のいる街また春が来る
18
黙々と餃子を包むこの刻は悩みも包み心洗ひて
16
全員が 全て考え 生きている 自由の代償 晒され牢屋へ
9
湯気が立つ
夕餉
(
ゆうげ
)
の後に湯に浸かり疲れのぼりてこの身ほぐるる
18
言の葉をこねて打ちたるみそひとの人恋うほどに涙のつなぐ
22
自らが ゴミ溜めに落ち 観たものは 自分が捨てた 大切なモノ
13
覇道たる強きを散らせ破竹なり戦が終わり出てくる者は
21
突として 耳心地よい 風音が 軍歌に支配 されてみなさいよ
8
白妙のひらみ袖染むる秋夕映
現
(
うつつ
)
なき君触れん手は伏せり
9
葬った恋を沈めるなら利き手?それとも敢えて逆にしようか
13
甘口のカレーを頼む お子ちゃまと君に言われた春は帰らず
29
「日本はスゴい」はとても気持ちいい 汗も努力も不要なりけり
9
狭い寝間 子が真ん中で 親が隅 縮こませまいと 窄み、おやすみ
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