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五月雨
(
さみだれ
)
に濡るる
紫陽花
(
あじさい
)
色深み君が心の移ろうものかと
6
煮出しする気力と
あつさ
(
暑さ/熱さ
)
せめぎ合いまだ五月だが麦茶の季節
12
【信号を待つ我、フェイジョアの花と】花言葉を引いてみてください/今朝の君
9
まだ強く自我を持っている革靴で背伸びしたって合わない目線
8
不愉快な小さな羽音が耳元にそうかお前も生きてるもんな
11
夜更けでも隣の家の室外機頑張っている五月の終わり
16
生活に堂々と刃を突き立てる誰も叫ばない誰も抵抗しない
6
二階から 小さく見えた 水平線 いつか一人で 行こうと決めた
11
埠頭にて ホットドッグを 頬張ると 幼き我に 船の背高し
10
ベースキャンプ 金網越しの 地平線 滑走路には 揺れる陽炎
8
何処へでも行ける自分の帆を張って 風があるからありがたいんだ
3
車の鍵の複製を予約したぞおおおおおおおおおおおおお
4
産着
(
うぶぎ
)
着た 甥っ子の目 見つめると 子犬のような 笑顔ほころぶ
8
半べそで 捨ててと頼んだ 大好きな 水木しげるの 妖怪百科
10
夕暮れの 空に響いた 轟音は 1985 あの日の秩父
10
起きてれば平気で寝れば肌寒し原始時代の苦労を思う
6
土付きの らっきょう漬けの 作業をす 曇天の
下
(
もと
)
根気強さで
28
窓際にならぶ鉢植はそれぞれの形質たもち命をつなぐ
7
錆びていた爪切り捨てた夏の夜安けりゃ良いと思った過去よ
9
久方の蒼天翔ける日輪の
颯
(
さ
)
と照るべきを明けぬつつ闇(アレれ。。。)
4
園庭のプランターには茄子 トマト 育み食す学び尊し
20
地球の重力が狂ってしまわぬよう ビー玉をラムネ瓶にしまう
8
インク壺万年筆に吸い上げて 紙に字を書く一回限りの
17
かんたんな言葉でなにもかも伝えられる天才になりたかった
11
夏の夜はまだ酔ひながら明けぬるを瓶のいづこに酒残るらむ
19
雨後の宵前 吹き流されし雲の
間
(
あわい
)
未
(
ま
)
だ光放たぬ月
25
あーしには 清い心が足りませぬ ラヴもライクもコピペでEnter(キーを強く打つ音)
6
ふわふわのお眠り猫のニャーと鳴くお腹ボタンに作り手思ふ
17
仕事なく月へ資材を運ぶ車夫
(
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
)
雲のいづこに 月宿るらむ /36/100/清原深養父
13
予告なく 旅立つ人よ 哀しみも 実感もなく 皐月の空へ
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