ツムツムと言の葉つむぐ僕の色 降ってくるかな?掴んでストンっ
17
「同意です」 昨日スシロー今日サイゼ 君とふたりのベスコングルメ
14
中国とことを構える気は確かか死ぬる覚悟が儂は聞きたい /『曽根崎心中』お初の呟き
4
松田山花の盛りに花見ゆく小田急電車のゆらりを友に
17
言の葉が 言霊になる 瞬間や アスリートの一語一語に
11
平和国家の看板外し武器輸出じゃんじゃんやると荒き鼻息 /施政方針演説
7
くたびれた癌ができたと苦笑ふ五木寛之九十三歳 /中咽頭癌ステージ2
9
この街に 何年ぶりかの 雪が降り 小5の僕が スマホを翳す
14
我という者消え彼になる演技者に まだまだ青き哉「我」
8
フカヒレの姿煮箸に触れしときヤワラーのかの暑き日思ほゆ /バンコクのヤワラー通り
8
月は銀 太陽は金で 銅は金星 やっとわかった バイメタルなきみ
5
あどけなきかほを見せつつ足下あしもとはわがものとせし悪茄子かな
9
転んでも タダじゃ起きない 人生に お天気マークが 咲きますように  
9
年々のならいの如く今年また春節際の獅子を見に来つ /神戸南京町
10
父法要 帰省し息子と夜の語らい 互いの平穏 確かめ安堵す
16
流れゆく 時が止まって しまいそな 田舎の町にも 歴史がある
14
身を起こし背を押し父のぬくもりと「有難う」との声まとうなり
25
子は大事 では何をする 問うてみる 原っぱは失せ 自然なき世に
13
朝まだきすさぶ心と通院へ闇をぬければ白雪の富士
31
いつの間に セリフ音楽 諳んじて CM効果 実感したり
12
お祝ひに 遠くの友へ バースデーLINE スタンプと一首を添へ
25
大花火 しばし現実逃避する 上げ損じれば 下草も焼け
8
見上げれば 雲ひとつなき 青空よ 今日の善き日を 告げる朝かな
20
「力と金」にひれ伏せば ヒトラーの霊 いつどこにでも現れる
10
こんなことやれてた筈の布団干し夫の手など当てにせずとも
39
粉砂糖ふりかけたごと朝の雪昼には溶けて雛飾り出す
26
口先に花弁くわへしヒヨドリの落とし拾ふを見る散歩道
52
日替わりでセンター飾ったネクタイは今や不動の箪笥のセンター
23
如月の 吉報待ちてサクラサク 若き息吹に六花溶け落ちぬ
26
心地よきは「外来」を済ませ茶を飲みて机に足のせまどろむひととき
14