母を乗せがらがらと鳴る車椅子 やがてからからそして静けき
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まるぼろさん ムントマンとは なんじゃらほい 検索かからず もやもやします 
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爆釣と イカの画像を アップした 友、見返せず 坊主の報告 
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ムントマン また現れた 何なんだ 触れて確かめ 白色と知る
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やわらかく射し添う光 穏やかな溜息ためいきのよう 病葉わくらばが散る
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帰り道 街のぽつり うなずいて 今日もおつかれ 風が言う声
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雨催あまもよひ 月呼ぶ虫の声まばら 閑散とせし 月見の翌夜よくや
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垣間見える意志の強さが好きだった あの子は今も高崎にいる
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暮れ早し遅番の駅 ねむたげにあかりであいさつ チカチカチチッカ
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疲れたら 眠れるやうに なりました よき傾向かな ねこも ねている
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知らぬ間に 目標曲が 練れていて シンプル採点とはいえ 100点>銀行のあと、しばしヒトカラに🎤
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えいやっと私の中の風呂キャンを背負い投げした午前3時
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完璧を求めるが故愛情が形を変え体罰へ向かう
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高市に 入れた自分が 恥ずかしい これは麻生の 傀儡だよね
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余生だと 勝手に思い 好きなこと 好きな仕事に 好きな人々
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楽器屋で フィンガーピック 見つけたが 爪を伸ばせば いいかと思い
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研修に 集まるみんな アルバイト 気分で来たら 気迫に押され
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閉鎖した 市民農園 散り散りに ばったり出会う 畑を見つけ
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愛犬が死んでいくのを想像しまだ犬一度も飼ったことない
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二期作の メロンが枯れて しまうほど 秋が来ました 小さな果実
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君の詩僕じゃない誰か廃品回収対象は僕
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追いかけて 得られるものは 少なくも やってみるまで 夢のまた夢
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老害も 爺婆の 間では さほどびっくり するほどでなし
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中秋の 月を見ながら 打合せ コーヒーの湯気 空にかすんで
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代車にて 緑内障の 検診に 行ってる時点で やばくはないか
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一等賞 ノーベル賞に 金メダル 芥川賞 欲しかったなあ
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雁の影赤ん坊ではないけれど黄昏て泣く秋は夕暮れ
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綺麗だね 零れた言葉 十五夜に 君には見えない あの満月が
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寂しいと風が俺に叫ぶから真正面から抱きしめてみる
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水かがみ危うく揺蕩う月のもとへ桔梗の小舟を使いに出した
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