年寄りに 良いも悪いも 区別なし 中身は消えて 姿露わに
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アイガード ちょっときついが 寒風が 当たらぬように 眼圧下げて
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運動は 高度治療の 上を行く 走れメロスよ 健康のため
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自転車に 乗って辺りを 漕ぎ回る こんな老後が 残っていたか
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風邪っぽく ウォーキングから遠ざかる 私を責める職場の階段
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詠ったらメロディーつけてミュージカル チャリで乗り乗り気分を上げて
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届かぬが貴方を想い夜は長い 寝起きの心は すきだらけ
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朝モスといふものをしてみたかった 夢が叶って 飴も渡せた
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町内のコスモス咲きし空き地には家が建つらし整地がされて
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新しき鎌を買い来て庭掃除 師走の声に背中押されて
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蟹座より先に見るのは天秤座 今日のあなたは幸せかしら
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想いすら 溶けてはきえる儚さと ゆきにはしゃぐきみのよこがお
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バゲットを竹刀のように持つ母のシチューの味に辿り着けない
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体温と 同じ温度の 鼻水が 気づかぬ間に 人中濡らす
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積雪で寒いが、🐶犬大喜び、雪食べる師走
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ちま猫ちゃん おでんき ポチッと けしますにゃ なんとなくだよ ねこは きまぐれ
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ねこたちに キスしたいから 化粧水 一日一回 それで充分
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病院用マスクも支度し 準備万端 今日もよき日でありますように
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「おなかちゅいた」ずつき頭突き 次第に力強く 食欲頼もし 生命いのちなるかな
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僕を乗せトロッコ列車は今日も行くトロトロ吐露吐露ゴットン朝焼け眺め
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冬の星座 またたく 師走の夜半やはん 雪の結晶の如 輝く
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いつまでも なんかじゃなくて いつもです こどもはこども まごはまごです
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君の肩揺れる黒髪ヘビに見え 僕はカエル蛞蝓ナメクジかなど
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言の葉の大海進む俵船 七副人は乗り込めますか
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老いたれど子に従えぬシルバーの墓場に似たり セルフレジ前
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寝入りばなのゆさゆさ揺るる十秒余。「じしんです」とふアラーム響く
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ぼくたちのにてるところとちがうとこ ならべて神経衰弱しよう
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氷雨降る 駅のホームに吾一人 警笛の音冴え冴えと鳴く 
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去る人の残り香宿る年の瀬に白きサツキの帰り花咲く
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トラトラトラ熱狂に酔う暗号に 「血沸き肉躍る」 主婦の日記
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