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爽やかな 秋の光に 包まれて 銀輪は飛ぶ 天馬のように
10
終盤に 七つ転んで 優勝す 泣き泣き連覇 藤川球児 極楽蜻蛉
6
人はみな 人それぞれの その先に 誰も回さぬ 中華テーブル
16
腰痛の 腰をかがめて 畑する 季節の野菜 作る楽しみ 極楽蜻蛉
6
阪神に 過ぎたるものが 一つある 三冠王 佐藤輝明 極楽蜻蛉
3
空高く 澄める空気に 死にゆくトレニア 伝えきれずに 消えてゆく熱
6
周りより 半音高い 読経に おーいじいちゃん 聞こえてるかい?
10
めずらしい題に張り切る 重馬場で波乱を期待してる歌会
5
われの絵は廊下で絶賛展示中 ではなく誰もコメントくれず
7
令和にも 馨る唱和の灯り見て 歌と心に 平安のあれ
28
新米の値札輝く さりとても小姑くれし古米の山あり
8
今更と 呪い続けて 時止まる 「今からだよ」と ケツ叩く朝
7
副作用 眠剤なのに 眠れない 全うしてよ 君の仕事を
9
実りなる 秋の恵みを めでながら 紅柿色の 器に盛りて
42
聞き慣れぬ
小
(
ち
)
さき可愛い猫の声 見らば 隣家の窓際に三毛
27
星溢るきみの御歌を待つ間 三角みみを 澄まして眺む
18
当たるわけ 私の彼は 左利き サウスポーなど 理にかなってた
4
大谷に たよならくても 勝ったよね ドジャース強し 行け行けゴーゴー
4
逃げながら靴脱ぐ稽古みっちりと積んで本番待つシンデレラ
16
夕月夜きみの自由なスピードで星をこぼしておくれよ、アリア/御無理なきよう
16
懐かしの街に降りても鬱晴れず
現在
(
いま
)
の時間と過去の残骸
10
辛すぎる救われるのかいつの日か大丈夫と言つて未来のわたし
5
不斉自己触媒反応硤合氏
(
ふせいじこさくばいはんのうそあいし
)
が。読めぬ字言葉すごいのだろう
16
かぶりつく 秋のベーグル 芋かぼちゃ ねこがみている じっとみている/欲しいかい
20
辛いよねでも安心して今はもうそんな時もあつたと笑う
5
葉洩れ日に紛れ消へゆく秋の蝶 ひとひらの影庭に残して
6
早贄(はやにえ)を刺して飛び立つ鵙の影 それも恵みの賜物ならん
4
落し文美(は)しきため息匂ふごと 幾夜を重ね紡ぐ恋歌
6
シンナーと焼き菓子の香漂って流るる「やられちゃった女の子」
4
火渡りや無心の我に出会ふとき 我といふ名の執着を棄つ
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