一透
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詠んでるかぎり息をしている。

外出に時間をかけるの億劫で 自分の性別 身形を恨む
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暗がりのなか額を冷やす一枚に「はじめて」と笑う熱っぽい彼
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君の居るまろやかな春散らないで安らかなまま眠りたいから
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閉じ込める三十一字みそひともじに秘められた思考と記憶がうたになるまで
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落日に君だけさがして陰落ちる 飛ぶかあるいは風になれたら
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