向日葵の花が満つ丘夕焼けの住宅街の道の端へ行く
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凛としたジニアの蜜に息づきぬ紋白蝶と呼吸合わせり
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土手道に溜まる小さき水鏡夕日に染まり刻々と消ゆ
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想い通じ合えたなら身体預けてねんごろディープキスがしたい
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吾の胸の陰りを灯す花愛でぬ道こそ長くいとど悲しき
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雷鳴は 黒雲運び 遠ざかる 路面に残る 雨の足跡
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あらかじめ決まっています行き先を 急ハンドルで冒険に変えて
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勝手さを自覚しながら見る空はこの日の君と同じ物か否か
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立秋の涼風至る頃というエアコンの風涼しくはある/七十二候のうち三十七候
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今年で最後になるだろう この窓の雲 蝉 夕立 受験生、夏
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開眼す 意識清明発語あり第九病日独歩退院
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明日から、明日こそはと上を向く 最新スマホで 嘘の月撮る
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ひかがみは薄明写し きざはしを踏む靴音の軽きにたじろぐ
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全員のしあわせよりも 僕たちが ずっと友達 ほんとそれだけ
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烈日で溶けぬようにと冷蔵庫でこっそり冷やしたチョコと悔しさ
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帰省する日を伝えれば母は言う近所のあの子は「里帰り」だよ
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この時季に娑婆に呼ぶのは虐待だ熱中症で死んだ爺ちゃん
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風を受け しな垂れつつも 押し返し 雄と雌との グラン・パ・ド・ドゥ
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この先に恋も仕事も出来ぬ身を母の介護に捧げるんだね
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あす母を連れていきます先生は命のしわがどう見えるだろう
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巣の中で大きな口を開くツバメ一羽も親の老後を看取らん
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厄災も 一息つける 日本の 戦火に送る 想い行い
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寄って行く?美味しいおかず出来たから・・・嫁いだへとラインしそうで
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明日発たんツバメの子らよ  たんと食べ 今を喜ぶ赤とんぼ等を
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夜にむ 短き裾で始発待つ むすめの夏はく過ぎゆかん
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脳にある キミと暮らした 結末を 少し直して 上書きをする
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枕もと 積もる不安を 呼び覚ます 夜のいたずら 眠り遠のく
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手を合わせ 亡き人偲ぶ 原爆忌 平和を望み 日々原爆忌
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昼休み ふと窓を見る 反射する 窓にうつるのは まぶしいえがお
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ひさかたの夫とのドライブ墓掃除ジリ海霧降る中を言葉少なに
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