鴨坂
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投稿数
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白色に輝く強膜引き立つ目想起したのは猛禽類
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靴下を、二枚重ねてもよいのだと気付かないままで越した冬
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ユウレイグモ どこからともなく出没 いつからいるんですか君は
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憧れのオオミズアオ 気品ある大判の前翅肉厚の胴
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ホシハジロ ウミネコ オオバン 烏合の衆 赤で統一アクセント
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波が重なる浜で空を見上げた 砂に沈んだ浮標を蹴った
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ちぐはぐな、夢を見ていた 広い川 ゴルフ場目指し泳ぎ渡る
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昼過ぎて、外に出たいと思えども気づくと夜ああ部屋が暗い……
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私では持ちえぬひかりを持つ人よどうか永遠にきらめいて
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宇宙より暗くてひろいかの瞳 のぞきこむには酸素が足りず
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スクリーン 覆う血しぶき目をそらす また見たときは、既に屍
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はらはらと 落ちるのは今わたしたち見上げよう我が生家たる樹木
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右後ろ 止まらぬ咳するF-12  IMAXと張り合うな
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錆浅葱流るる川に踏み込んで指が冷えてるかかと濡れてる
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ああ犬よ毛玉散らしていた柴よ 瞳曇っても愛しかったきみ
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そういつか 忘れてしまうの私たち 2人ひそりと笑った木陰
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ドングリを 抱えて歩いたあの秋よ 六年生はまるで大人で
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ふみしめた冷たい土が呼んでいる わたしはいつかあの中にゆく
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水切りカゴ 並ぶ食器に ついた泡 きみの初めての皿洗い
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