童歌わらべうた 流るるころは 過ぎにけり 帰らむとなく 時ぞ知らるる
8
自信家の「コパイロット」の助言受け クロスワードのこたえ間違う
16
ふっくらな義娘むすめのお腹そっと撫で 愛しさ懐かしさに包まれる
21
誕生を待つ幸せのお裾分け もらって笑顔あふれる週末 /次男夫婦帰省
22
公園の夾竹桃は早や咲けり 真夏の花のイメージなれど
38
城址の池のほとりの黄菖蒲や 凛と立つ花水面に戦ぐ
31
道照らし夜風彩りみつる月あすは出逢えぬ一夜の逢瀬
8
人工の「自然の風」に微睡みて 電気羊の夢を見て寝る
17
前向きも誰かにとっては後ろ向き 私は前に進めてるのか
6
今どきの扇風機から小賢しく 演出された「自然」の風が
15
主語が大きな人にピンポイントで隕石が降ってきますように
6
礼服のウィンザーノットを結ぶ手を包みし父のてのひらは厚き / シャマー鎌田様へ
11
皐月末 日増しに暑くなりぬ初夏 1度下げ 微温湯ぬるまゆにて爽快
25
田んぼ道見渡す限り青に揺れ掴めぬ風に心を預け
13
満ち欠けの 終わることなき 青い月 仰ぐこの身は 欠けてゆくのみ
24
血管の 青み透かして ひんやりと 白き腿 水菓子の品あり
6
キリキリと刻む秒針留まらず揺れる心は時のまにまに
9
くちびるに 熱を感じて 目が覚める くちづけなのか こんにゃくなのか
3
ケロケロと 蛙の声も 当たり前 慣れてしまえば ただの雑音
4
夕焼けに シャッター切れば 鱗雲 五月の空は 燃える闘魂
4
陽だまりで蹴られて飛び跳ねる石が楽しそうに見える、ときがある
9
とんかつの真ん中だけをくれるような男はいないから自分で頼む
7
細枝で地面をいじる3才の影のびひかる夏がまた来る
9
線路沿ひ走る電車の風強く むかし飛ばした帽子を思ふ
16
天つちの静寂を破る鵯の音を鋭き爪もて絶ちし狗鷲
7
人混みに 混ざらないでも 生きている 孤独な道行 満更でもない
10
真夏日熱量ある野外ライブ出演者も観客も
7
猫のよにじっと見つめて飛びついたあなたにもっとくっつきたいの
23
この時期に合うヨガ見つけ試したる月つとめ前PMSの事です冴えぬ身体に
8
配牌の悪ろきに腐るな温めろ  今も守りたり 雀鬼の教え
9