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初映画こっぷぽーんを握りしめ 君も戦う 行けアンパンチ!
11
『コツ』ていふあだ名なつかし 先生にコツンとつかれ頭掻きたり
6
仏壇の 御前座布団 畳上 猫丸くなり 供え物かな
6
打刻 メール確認 人に訊き メモとりて なお忘れ 打刻
3
炎天下
毛並みのいい猫餌を待つ 命をつなぐおじの情けで
11
海の日は海に入って山の日は山に登って誕生日に死ぬ
7
朝ぼらけ 鳥のさへづり 目覚めけり 涼風そよぐ 心地よきかな
6
ゆうかげの揺れる窓辺でひぐらしの声聞きつ見る飛行機雲を
27
焼けたつち芽吹くいのちに降りそそぐ慈しむ雨しみわたる声
15
取り分けしレタスサラダにミニトマト苦手な姪にはぶどうを添へり
25
ノイズまみれのラブレターが届いて頭の中に飛び回る虫
3
子どもらを 寝かしつけてる ほんとうは 寝ると言うまで 遊びたいのに
6
起きぬけの朝 ことのほか秋めいて 〈
1
/
f
(
ゆらぎ
)
の風〉の首振らせつつ
10
キラキラの 爪光らせて オラ系で 酒に溺れる 女どうすればええ?
5
バタバタと 一日過ぎて 今日になり 明日明後日 加速する日々
9
夜露濡れ 果てぬ洗濯 廻りゆく 応えも知らず 干し場なき夜
6
非核策変えゆくことを隠しつつ堅持とうそぶく原爆の日に
26
西国の 民は熱波に苛まれ 余震に怯え夜を過ごすらむ
15
原爆忌過ぐも絶やさぬ祈りの灯 風の強きに揺れて光れり
27
なにひとつ うまくいかない じんせいに そんなものかと 空をみあげる
8
付箋紙に 最後の私の 手料理よ 温めてから お食べください
3
「しっかりと」「させて頂く」政治家は 帯に短し
襷
(
タスキ
)
に長し
13
こんなにもウクレレやれて楽しくて「やっちゃダメ!」って動画見ている
4
花の名をヒメジョオンってことにして傘をふりつつ雨上がりゆく
5
とりあえず十首詠もうと思ったがその気持ちだけ詠めたらいいよ
4
暑いって近寄るなって寝れんってああもうキモイ知らんってこら
3
既読ってそれでなにかが良くってさなにかがきっと良くなくってさ
4
心地よき 夜の女神の 吐息かな ほんの一時 極楽浄土
12
ショーケース越しに隔離した幻想はいつの間にやら抜け出していた
5
結局は一人暮らしの猫2匹何も言わない寝たきりの母
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