日常に用心少し野分け前まとう空気はすでに違いて
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灼熱と台風と我が体力と ちからくらべの墓参りかな
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ゲーセンで仲良くなった小学生 彼の指南でクレーン動かす/思い出
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自分だけ いつも想って バカみたい 恋以外で このセリフ言うとは
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空見上げる余裕も無くしてた ねこ母は 神戸にくると生き返るんだ
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ストリートピアノを拙く弾いてみた 「ねこふんじゃった」を指が忘れてた😅>指一本で「チューリップ」に変更(笑)
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やるせなくお前のせいだ、と甘えれば。もう君なしで生きていけない
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友二人同じ文面ラインするうれしい返事さびしい返事
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宿題で星図片手に手をつなぐ見えない夜も大切な夜
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俗声に一喜一憂するよりも共感されない自己を愛したい
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木々揺らす風吹く午後に聞こえ来るか細き蝉の声漸くに
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快晴に 高架のホーム 眩しさも 一瞬の風 夏を忘れる
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ねこ母の ちーこい手では この実家いえの 包丁扱ふ むつかしきなり>りんご切りたいだけ
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またくるよ 写真の長女猫あのこに キスをする また来月ね お盆に来れるかな
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有明の月がまぶしく 吾を照らす 戦い抜ける力をください
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暑さにも 負けず貴女を 想う日々 素の笑顔から パワーを貰う
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水草が ゆらゆら動く 金魚鉢 羨ましさは 主役を超えて
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西の空 雲に覆われし陽は落つ 薄き光芒こうぼう残し 彼方へ
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涼求め ラウンジにある ポスターに マスカットみて 宝石想う
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新しきアリーナ開く名古屋場所 四股の響きでコケラ落ちなむ
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南から小さな台風するすると 登ってくるか花火みたいに
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人の世に引き比べ恥づ わかを護るごとくにすだく落葉らくよう
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名古屋場所十日目取れたチケットに少し増へたり夫婦の会話
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ミニトマト真っ赤に実る鈴なりの重きいのちが夏に輝く
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もっと足 開いてたくさん よく見せて  光るミラーボウルと 祖母の怒声
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作ろうよ 自分だけの 夏の季語  今日からケバブは 夏の言葉です
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君っぽい あなたがそう言う その人は 全然似てない そこが嬉しい
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歳重ね あちらこちらに折り合いを つけるズルさを知る齢となり 
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タクシーの 後部座席で 絡める手  洗濯物って 取り込んだっけか
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暑くない? 暑くないわよ そうですか  パピコ食べない? そう言ってよね
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