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台風時施設に泊まる約束がお盆でいっぱいなんてのたまう/介護
27
ケアマネと意思の疎通がつながらずそれを横目に台風近づく/介護
25
草刈りし 追ひ立てらる コオロギや 盆支度にて 恨みたまうな
12
宮城野の草吹き結ぶ秋風に零れて落つる萩の下露/擬古短歌
19
ともだちは家族で帰省すると言う放置子 きみが帰るは
何処
(
いずこ
)
9
君んちの猫に観察されている 何だか胡散臭い奴だと
25
日焼けした部活帰りの高校生 おばちゃんの目にまぶしすぎるよ
24
八月の取るに足らぬ日 台風の気配が猫の神経なで行く
11
夏の朝 目覚めの先に 君が居た 眠たそうに 笑顔であくびする
14
老若の優先席を奪ひ合ふ浅ましき街杖引きて行く
16
嗜みも顔の形も違へども八の字の眉兄(このかみ)に似る
13
夏なのか秋かはしらずただけふは入道雲の白におどろく
8
千首まで残り百首となる今日は「もみもみ」ならぬ境なるべし /青山田歩歩氏へ
10
疲れたな嗚呼疲れたな疲れたな松島眺めずんだ餅欲す
7
抱えても抱えても夢こぼしつつ回収しきれぬ自分を愛す
37
大瀧さん 夢で会えても 無理ですよ 眠り続けたら 逝っちゃいます
6
食べたでしょ? ファミマの冷凍 ナポリタン 口のまわりに ケチャップついてる
5
衝動に急き立てられて夏の雲 どこへ行っても空は空だよ
11
福引きの三等賞の牛缶を誇らしげに行く川嶋通り/六十年以上前がフラッシュバック
14
少しだけ涼しいからってこれは罠 夏将軍の布陣は厚し
23
人の目を気にせづ 幹を這ひ上がり 八日の命の限りを熱唱/油蟬
24
キッチンに立ちやすい掘りごたつの席はもう埋まらない祖母の家
6
ありんこが出るんだ旦那頼むよと
蠅取蜘蛛
(
はえとりぐも
)
を見逃してみる
23
家の中人の縄張り入るなよこれっきりだと願いつつ汗/けし粒アリ再び
11
祖母
(
あのひと
)
はせっかちだから盆前に逝ってまたすぐ戻ってくるよ
7
ペン先が 行きつ戻りつ 便箋に 真意を探る 夜ふけの迷路
14
蝉時雨 会いたい貴方の 面影が 燃ゆ迎え火を 背にし揺れる
15
チビ猫は しずかにあるく ねこなので 首輪の鈴が あまり鳴らない
22
夜中でも業者連絡つながるも修理くるのは午後一時半
21
豪雨かと音に目覚めし午前二時あにはからんや
管水道
(
すいかん
)
破裂
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