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遠き島近き島とが重なりて 瀬戸大橋の車窓は絵画
29
美味そうな歌に反応しないぞ!と決めた私はダイエット中
26
苦手なる生大蒜の薄切りを おそるおそるとたたきにのせり
16
炙りたて戻り鰹は人肌の たたきとなりて塩ひとつまみ
19
めらめらと藁の炎が消えぬうち 急げ鰹はたたきとなりぬ
15
午後三時しずかに夢は戸を叩くドアスコープが虹を結んだ
7
ミニじゃがの皮をむくたび我が爪は寸断されり銘・貝印
6
ひと昔、温暖化とかない頃の 夏の夕暮れぽい秋の昼
13
紅白に VIVANの人が 司会する? おかしかないかよ NHK
5
秋晴れに どこまで続く 鳥の声 闇を兆せる 虫の音を聞く
18
白熱を声につたふる隣室のラジオいづこか砂塵に馬が
5
もったりとたるんだフェイスラインには二万二千日の歴史あり
26
大玉の 柿の生育
実り
(
※※
)
よく いざ祭りには
タキシード
(
※※※※※
)
着て
11
知らせたい ことだけわざと 知らせない それがいちばん 知られる切なさ
4
ああ無念 ホワイトアウト 村上よ 頑張る姿 目に焼きつけた
4
寒暖差ついていかれぬ高齢者移ろう季節デイケアで知る
29
陽だまりに 揺れる秋桜 ぼんやりと 遠き日母の 呼ぶ声聞こゆ
48
夏が解けトク々々々々と音立てて
分水嶺
(
ウォーターシェッド
)
すべり降りゆく
7
悪罵でなく空や夢路や水底を思うが為に言葉を得たり
10
朝なさな鳩の声聞き平和なりサクサク刻むネギの香満ちて
35
妻ひとり敬老会へ出かけたり おいそれと行けぬ我は残りて
15
人の名と固有名詞が出て来ずにチグハグになる会話のおかし
26
運動会 終えて帰宅す 子らを見て トイレ掃除を 始める部下たち
16
缶コーヒー 片手に話す われら午後 連休中は 落ち着く仕事
19
ジャガイモ と人参 あるなら何食べる ポトフにしよう カレーじゃないの?
17
レットブル 片手に持って 打合せ 気合溢れる 部下の提案
15
賢そうなキリリ顔して三枚目魔法の杖をひと振りすれば
5
プランターには毎年 同じ草花 メヒシバ ハゼラン 我が家の常連
23
若手がね 歳を重ねて 重い役 似合わないよ 日本のドラマ
4
危ないと 免許返納 仕方なし スマホなければ 日々成り立たぬ
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