君の住む 街への仕事 甦る あの日の景色 良きも苦きも
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欲しいもの 何かないかと おもむろに インターネット ついショッピング
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明日あすという言葉はきっと訳すると「明らかにいいこと起こる日」と
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腐ってはダメだと君の歌声に心が少し軽くなったよ
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コンタクト ソフトが裏に回ってて 痛みとれない 今日フラレたし
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君の顔 時経るほどに汗と期待が溢れ出る  鳴く蝉達は傍観者か
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前をゆくダンプにぐらりと揺らされてオオウバユリの強かな夏
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早すぎる確かに雨を待ちおれど猛暑も早く台風もまた\オホーツク住まい
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お話はこれで「終い」と綴るには、残る白紙の頁が眩い
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「死にたい」は祈りに近い 完璧な救いがそこに寄り添うように
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ミサンドリー ミソジニー混じる大脳をロボトミー無しで書き換えたくて
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堕胎した理性の代わりに愛が居る 弔いを知れ 笑みだけなのか
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しまえって台風も云う失くさないようにしまえよしまえましたか
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雨降りで散歩やめれば晴れてきてまた出ればすぐ雨が降り出す
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エアコンが作る温度と天然の温度は何で違うんだろう
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一度吐き出してしまえば二度と飲み込めない嘘もほんとうのことも
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俺の指スマホをいじるためだけの道具と化した令和七年
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昼休み終わると少し固くなる声色とかねまだ好きじゃないし
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いつのまにビールはすべてなくなった愕然とする俺と友だち
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外へ出て雨が降ったこと知る吾は水族館の魚のごとし
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誠実な人間だったはずなのに汗にはりつくシャツに釘付け
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温風あつかぜは遠き野分を思はせて空蝉残る緑葉みどりば揺らす /皆様お気をつけて
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母とはね なんでもだいたい 半分こ 杏仁豆腐もクリームパンも(なんなら輪ゴムも‥w)
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朝起きて寝ぼけまなこでパンを食べパレスチナの記事斜め読みする
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暑いのは大っ嫌いなはずなのにろうじに流れる祇園ばやしが
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バンザイのさかさまをして夜に触れないように さかさまのズボンが干されてる
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夕暮れの風のり泳ぐクジラ雲 向かう先には野分のわきの姿
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重力が 存在しないとするならば。スノードームの冬は永遠
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疲れ果て 通勤帰り 慰める如く 家路の向日葵と百合
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台風の後を飛んでく黄揚羽の後に続けと自転車を漕ぐ
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