古本のページ端に色付く汚れ知らぬ貴方の最小単位
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いつまでも冷風出ずにリモコンを確認したら送風ことか
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ターメリックライスの素で魚介類たっぷり入れたパエリア美味し
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泡花が包みし淡い桃色の薔薇花の満つベゴニアに惚れ
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麦藁の帽子の傘で打つ雨を遮り見つむマリーゴールド
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秋風の夜と昼間の夏の差に香る蕾をジャスミンは抱く
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目覚めたと声高らかに宣言す喉が渇いたなら水銀を
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晴れた朝遮光カーテン世捨て人捨てられた意思確固たる意思
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花が満つベランダへ行く短距離の季節の旅で彩る心
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意図的に逃した皆勤賞名誉の代わり要らん呪縛千切る
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凶器はこころ 動機もこころ 犯人はわたしに巣食う七つの大罪
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ライカいずれ火纏う視野次の場所知らぬ度合は宇宙と同じ
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即席の濃い味に慣れ牛乳を飲めば赤子へ戻り母乞ふ
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うるさかった 傷つくのがいけないと言うその喉元刺せばよかった
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単に空洞とて見かけは行間の所為で勘ず全能の無知
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初恋の御顔忌憚のない素振り懐のほぞ何を今更
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最近は陳腐物草感性の扉開け閉め錆び付いて鳴く
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雨音に 心打たれり さあさあと 落ち着きやなこと 思い出してく
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死にたいと思い続けて生きるのは病死するより辛いものです
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雨音よりも早い鼓動に気づいてよ 濡れてしまえば抱いてくれるの?
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水たまり 笑顔の君が 反射する 雨も上がって 気分がいいぜ
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五千円 線香上げて もてなすは 墓参出来ない 母のプライド
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東から 言葉解さぬ 台風も お晩ですよと 下町の人
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山の日が 馴染みがなくて 調べたら 意外と既に 十年選手
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芸人と メディアが造る 迷館に 群がる蟻と 去り行く小蝿
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首のシワ 気力体力 現して 隠居してよと わが県知事に
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また明日 君が言うから 僕も言う そんな明日は もう来ないのに
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かささぎのふりをするなよそんなにも白鳥として生まれたくせに
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日暮れから 日の出をひとつの線として 結ってみせたら 宇宙のリボン
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ストーリイ入り紙袋下げ駅をおもいおもいに出てゆく人々
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