あけみ
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短歌に興味がある初心者です。
よろしくお願いします。

珍しく雨が降った夏の日に 妙に虚しく 揺れる部屋干し
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人よりも少しトンネル長いだけ 山を越えれば春 広がるよ
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馴染まない きっと大事にしたいのに 似合わないんだ僕に 光は
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山道の木々の隙間に斜めのしゅ 射して秋色 染まり広がる
10
フクロウや 窓辺の先のあなたには存ぜぬだろうが お互い様ね
4
弱くてもいいから生きて その中に 君しか見えぬ花が咲くから
8
スキンケア用品使い 上げていく たるみと明日の笑顔の質を
8
舞う花弁のように生きよう 最初からレールや成功無いと気付けた
6
ゆっくりと生暖かい風浴びて 桜餅食べ緑茶を啜る
4
どこまでも行けると思って踏み出した その歩みこそ輝く轍
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モノクロに雪覆う町ただ歩き 白い吐息と孤独滲んで
2
今はもう遠くに来たわと思ってもそこには昨日が折り重なってて
10
まだ何も知らない頃の私たち キラキラしてた?「今もそうだよ」
4
白い空 更に白塗る牡丹雪 木々も野原もモノクロに染め
1
どこにでも君の面影残ってて 随分呼吸しづらい町だ
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懐古してほっこりするにはあまりにも僕の青春グロテスクだな
2
気だるさを押し殺しても漏れ出づる「こんなところで何してんだろ」
5
ただ君と仲良くなりたいだけだった 気づいた頃に僕が壊れた
7
売約済 貼られ門出も 露知らず プイと囀る キミに幸あれ
4
止めようと思い止められるものじゃない ロックンロールは響き続ける
6
ああ暑い こんな猛暑に焼かれるなら そのまま溶けてチーズになりたい
6
おはようとおやすみなさいの食事時 金魚鉢にて踊る愛魚よ
3
待ってても 待ってても意味はないけれど 心のどこかがあなたに震えるの
6
眠い目を擦りあの人待つ時間 幸福に萌え夢見心地よ
5
今日があり 明日が訪れ陽が回る 過ぎた昨日を影に携え
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ポエム詠むような気持ちにさせられる 恋はやはり盲目病もうもくやまい
2
去ってゆく ひとりの冬を見送って 出会うこの春もう離さぬと
5
届きっこない文章をしたためて涙噛み締める春の夜更け
3
振り返る君の頬む朝焼けに見惚れた僕の胸は朱が差す
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口を抜け 喉を温め 腹に溶け 何は無くとも白湯はおいしい
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