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リンドウは 咲いていますか 空遠く 山の彼方の 薄墨の空 陽昇るや 幾山越えて 我独り行く 雨時雨
5
片恋と不戦敗とをくりかえし さらりと澄んだ新月の空
27
振り込め詐欺対策モード電話にこのごろ電話よく来ては切れ
19
殺人のニュースに思わず「ヘタクソ!」と舌打ちしてる俺かっこいい?
9
猫の恋
煩
(
うるさ
)
いなとは思えども痴情の縺れの殺害はなし
10
柴犬の子を連れ 道の端歩む
母娘
(
おやこ
)
「気をつけてね」と見守りぬ
22
ポップコーン 弾けるように 咲いて咲く 集まる視線 受け止めながら
14
不愉快な子供であった私でも大人になり
晴
(
は
)
れ
晴
(
ば
)
れ
花水木
(
ハナミズキ
)
26
枕投げ ひつじ雲見て キミは言う やぶけた枕 覚えてないの?
3
動けずに なくしかできない きみの背に 愛しているよと のろいをかける
7
天空に 遠く散らばふ 星統(す)ぶる シリウスの如く お歌輝く
12
浅ましき 痴情のもつれ またかいと 目を開けし猫 やがて目を閉づ /『吾輩は猫~』
13
静脈に 造影剤が 入(い)りはじめ 冷たさ覚ゆ 前腕(ぜんわん)の肌 /PET検査
9
流れゆく 月日の如く 留めかね いつしか覚めし 仲は還らず
16
「美学なき 作品・人に 色気なし」 肚落ちしちゃう ここまで生きたよ
5
豆喰えば腹膨るるを知る午の留守居の我に春は過ぎゆく
16
吾妻山 種蒔きうさぎ 姿消し 野を駆けめぐれ 冬に備えて
16
上京し お茶を入れた日 夕飯で カップラーメン お湯入れるだけ
7
紫雨浴びて 枯れゆく頬も
艶
(
なま
)
めかし バス停までの 藤のまやかし
18
明け方に 約4キロが 腰に乗る わずかな差だが どっちかわかる
32
爽やかな 初夏の風浴びペダル漕ぐ 繁る青葉 次々追い越し
21
束子
(
たわし
)
やり上着洗って防虫か忘れは無いか春のやらなくちゃ
20
ピーヒョロロ 蒼天飛び交い 弦描き 狙い定めて 低空飛行
13
割り切った 関係なんだと 思ってた 子どもをあやす 俺に向かって
3
説教や説得じゃないの独白よ 共感よりも共鳴が欲しい
7
お得らしい チラシに目凝らし しかと見る スマホよりまず 足下の暮らし
6
咳止まずうたた寝さえも許されず明日は肺まで筋肉痛かも
12
そよ風のしずかに吹いてゆらすのは雲色淡いうすい花びら
15
トーストに 新玉アスパラトマト載せ チーズを挟み まるっと春パクリ!
16
石鹸の匂いと君を抱きしめる 裾を
揺蕩
(
たゆ
)
らす風の優しき
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