梨を剥いて歩こう
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2025年9月終わりからここを始めました。

あら嬉し あなたの言葉 忘れまい この言葉にて 飯が食えれば
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君のしわ 共に歩まん 今生を 今も昔も 山も谷でも
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厄年や はやる想いも あだ楓 されど春には 八雲晴れなん
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舞う落葉 かき集めては 焼き芋を みやび置き去り 口福のとき
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漱石の 月がきれいだ 聞きかじり 想い告げるも 月は嫌いだ
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やがて土 君去り眠る 夢を見る 君をみおくり 君とまた逢ふ
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湯呑みにて ほほえみ交わす 朝の茶よ 君のやさしさ 受ける茶柱
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熱き指 君が肌ゆき 夜を裂く 声泣き濡れん 指のはざまに
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うつ伏せに 乱る黒髪 月に濡れ 見おろす君に 月がきれいだ
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灯籠に 君の浴衣が ゆらめきて 鼻緒切れたが 想い切らさじ
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手をとれば 君のまなざし 赤くなり コレマジヤバい こころならずも
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月明かり 窓に映れる 君の顔 わたしの影を 知れず重ねる
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米のはら うごめく虫を 踏みつける 我がすそころも くれないにもゆ / あら不思議 同じ景色を くらぶれば 詠み手の違い みやび無くなる
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さればとて あすは明日の かぜ吹かん 思う心に 今を楽しむ
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明日は明日 今日は今日とて 宵闇の けむりくゆらし またつぎを詠む
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うたよみて 手元気付けば 吸い尽くし たばこもとめて 秋の宵闇
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この想い 届け届けと 君をみる 目にことのはを のせて叫ばん
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あら楽し 文月過ぎて 短歌詠む 夜のしじまに 仕事忘れて
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君おもふ こころつたえる すべもなく 歯痒けれども 今は昔と
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稲の海 虫のね遠く 聞こえたる くれないにもゆ あきのやまのは
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