飢えを剥いてある乞う
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2025年9月終わりから短歌を始めました。

雑に歌 詠みてまちたる 我が目には 着くも気付かず 声掛ける君 
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征く冬は つぼみを添えて 跡梅の 次へ渡さん 淡きくれない 
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曇天に 梅のつぼみが ちらほらと  冬の名残を 今は楽しむ
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曇天と 墨汁なぞる アスファルト 雪衣着て 緑待ちわぶ
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食べ切れぬ ぽんかん貰い 有り難く  次に何をか じいさまの為
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前に海 背に山控え 串本の 昼はとんびに 夜は鹿の音
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心地良く 寒い空気と 温かい 吐く息眺め けふは良きかな
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心折れ 今を嘆きし 老木に  接ぎ木を成して 見届ける妻
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ヲヤジ髪 風の戯れ 付きあひて  帽子を飛ばす 貴婦人のやう
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今更と 握る櫛歯は 折れ萎れ  鉄の匂いに 拭い忘れて
14
雪の色は 赤い煉瓦を 淡くして  風に流れて 花の散るらむ
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ゆくとせに 友と語らう 遠き日の 思い出尽きず 酒は消えゆく
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冬映える 露わに剥きし 葦よりも 静かに揺れる ロングスカート
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さてさてと 待ちたる布団 抱き寄せて  まどろみ夢の 君に包まる
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そうそうと 人のうた見て 頷いて  斯様なうたを いつか詠めれば
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ほとばしる 乾くくちびる 湿らせて 食べる饂飩を すいて撓らせ
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何気なく 暫く振りに うた詠みて ここのたとえと ここの並びと
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夕飯を 裸足で作る 修行かと 炬燵に流る 足は凍えて
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冬風に 揺れる干柿 はらはらと  冷たき雪と 甘き白粉
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風吹かぬ 墨の夜空に しんしんと  軋む足音 ひとり楽しむ
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気がはやる 初めて吊るす 干柿に  ぐっと堪えて 食べ頃を見る
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寒き夜 湯気は昇りて ぬるき湯を  追い焚き使い 冬は長き湯
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遅刻かと 急いた心に うた浮かぶ  飯とスマホの 迷い箸かな
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休む間も 無き我を見て ケラケラと  ブラック飲み干し 笑みて友見る
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AIと 日本文化を 語らへど  淡き言の葉 敬の香もなく
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おさな子の 口に覆わる 紅き手と  小径に揺れる 楓かさねて
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いっこやで ピノを一粒 届け来て  のど飴拐い 等価交換
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換気扇 煙と香り 無造作に  吸いて吐き出す 今の我が身か
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良きうたを 秋の夜長に 手探りで  煙くゆらせ 珈琲匂わせ
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赤信号 ぼぅと眺める その先の  街路樹濃ゆく ワインレッドに
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