Utakata
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飢えを剥いてある乞う
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2025年9月終わりから短歌を始めました。
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遥か先 冬の出口に 春が咲き 今年の吹雪 如何に融かせむ
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去る春の 名残り香追ひて 夏秋に 問ひて吹雪の 永き隧道
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うたかたの 道に寝そべる しろ石は 幾年先も 他が褪せても
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伝えども 音に聞きしは 心無く 己で気付く やうにさせたい
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失敗は 己が認め 萎枯れる 抗う蕾 大樹願わん
11
遅咲きの 朝顔の蔦 立ち枯れて 脇で実らん 紅い南天
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きみ逝くな いまわの際で あはせ肌 くちびる噛みて ただひとり燃ゆ
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絶え間なく 嬉し涙が 流れ落つ いのち強けき しずく慶ぶ
12
ひかりさす 天に届けと 口づけを 嬉し涙で 芽され慶ぶ
11
風呂沈み 明日すること 考えど あのうたのここ こうが良いかな
15
雪風に 泳ぐカーテン ルーベンス 凍える光 走る荷ぐるま
12
さてはこそ せねばならぬし 動かねば この一本を ゆるり吸いなば
14
PCや スマホや短歌 学びしは エロの力で 心哀しき
7
ふゆ風は 冷たき雪の 華咲かせ あしの奥底 まさに育たん
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あき風は 渡る稲田に 枯れすすき すくめる首は 雪に備えて
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なつ風は いかづち雨を 路連れに 揺らす入道 なびく徒花
15
はる風は ゆれる桜が 藤さそう ぬるく肩撫で 名残り流しむ
12
痩せ枯れた こえ撒く腕は ふるえども 心の稲穂 こうべ垂れつつ
13
日は過ぎて 年も去らんと 霜月の 夜鳴く鹿に 詩ぞ応えん
13
退かぬ 我が身は媚びぬ 省みぬ 愛などいらぬ だからお師様…
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ちはやぶる 髪の眼盗み 紀州路に 独り呆けて こころ洗わん
10
都落ち 紀州路流れ 山息吹 海の青さに 心洗わん
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いかずとも いつか迎えに 来るものは 敢えてたたずも 燃やし待てばと
14
枯れ葉踏む タイヤの音は 寒々と 小川の音が 澄んだ匂いで
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車にて 待つ友笑う 竦み風 灰皿に立ち くゆらせる様
12
窓の外 藍の深みに 紅葉敷く 今日を限りの 夢よ深みに
16
指伝い 微かに震う 吐息濡れ ここの撓りと ここのふくらみ
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さておきよ! わんこは伸びて ボク縮む 妻もストーヴ 前で縮まん
11
ストーヴを 点けてながめる くれなゐは 占めるかをりが 渇くかおりに
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陽が刺さる! ひかる黒髪 後光かと 犬とふたりで ショボい芽ひらく
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