Utakata
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飢えを剥いてある乞う
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2025年9月終わりから短歌を始めました。
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気がはやる 初めて吊るす 干柿に ぐっと堪えて 食べ頃を見る
22
寒き夜 湯気は昇りて ぬるき湯を 追い焚き使い 冬は長き湯
18
遅刻かと 急いた心に うた浮かぶ 飯とスマホの 迷い箸かな
20
休む間も 無き我を見て ケラケラと ブラック飲み干し 笑みて友見る
12
AIと 日本文化を 語らへど 淡き言の葉 敬の香もなく
17
おさな子の 口に覆わる 紅き手と 小径に揺れる 楓かさねて
17
いっこやで ピノを一粒 届け来て のど飴拐い 等価交換
17
換気扇 煙と香り 無造作に 吸いて吐き出す 今の我が身か
15
良きうたを 秋の夜長に 手探りで 煙くゆらせ 珈琲匂わせ
13
赤信号 ぼぅと眺める その先の 街路樹濃ゆく ワインレッドに
19
あのひとの 子を可愛がり 恨めしく 思うわが身の はしたなきかな
17
くちもとに かかる火の粉を はらわいで 熱さのあじと 匂い眺めん
15
ふれてなお 燃える火の粉に 踊らされ わが身の氷室 溶かし開かん
13
雪舞いし 夜半の名残りを 仕舞わしめ 春に華持て 君とまみえむ
14
揺れる月 雪を踏み分け 灯し火の 夜半の太鼓は 山鹿流なり
15
雪見酒 兄の羽織と 酌み交し 赤穂の塩の 涙酒かな
18
脚くづし 裾の崩れに 匂ひ立ち 座るくびれが 我が目試さん
10
夕暮は 心地良き風 眩しけれ 宵に嵐の 吹かぬものかは
16
雨あがり 朱の混ざる灰 雲の端は 淡い緋走り 風はかがやき
17
息震え カーテンの脇 ひかり洩る 青い火起こし 袖に手を投げ
15
丁寧に 頂き物の 渋柿を 初めて吊るす 吐息躍らせ
16
ジリジリと 時は過ぎゆき 煙草減る 浮かび出でしは いつも下の句
16
ナニ詠もう あの題詠んだし 次はコレ パッと浮かんで パッと消えゆく
10
庭先に 椿の芽吹き 見つけたり 鉢に移して 育て眺める
14
飛んでゆく テストの点が 軽すぎて そんな記憶に 口の弛まん
9
指伝う 凍える肌に 緋は走り 震う吐息に 揺れるともし火
15
ほんのりと 紅く揺らめく ストーヴの 妖しく踊る うねり見詰める
17
桃李には 人集まりて 蹊を成す さは成れずとも 桃を手本に
15
小手先の スキームなぞと 曰うは 枝葉を眺め 幹を眺めず
12
楽できて 我が身を立てる やり甲斐は どんな苦労も 掛けて惜しまじ
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