飢えを剥いてある乞う
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2025年9月終わりから短歌を始めました。

慌てずも じっとひたすら 手薬煉を  引いて待たるる その宝船
10
あらうれし 身は捨つれども たましひは  わが家にありて 君を忘れじ
15
秋は去り いよいよ冬と 襟巻を  慌てて出すも 巻きて汗かく
16
車窓から そこはかとなく 見るすすき 吹きてなびくは 人の世もつね
19
寒空に 衣を重ね 凍えるも  澄みわたる朝 ふたりごみ出し
18
こたつから 履きたるパンダ スリッパを  戦利品ぞと 咥えこたつへ
15
南天に 朝顔の蔦 巻き付きて  夏の名残を 絡み離さじ
19
遥か先 冬の出口に 春が咲き  今年の吹雪 如何に融かせむ
17
去る春の 名残り香追ひて 夏秋に  問ひて吹雪の 永き隧道
13
うたかたの 道に寝そべる しろ石は 幾年先も 他が褪せても
16
伝えども 音に聞きしは 心無く  己で気付く やうにさせたい
13
失敗は 己が認め 萎枯れる  抗う蕾 大樹願わん
12
遅咲きの 朝顔の蔦 立ち枯れて  脇で実らん 紅い南天
20
きみ逝くな いまわの際で あはせ肌 くちびる噛みて ただひとり燃ゆ
13
絶え間なく 嬉し涙が 流れ落つ いのち強けき しずく慶ぶ
12
ひかりさす 天に届けと 口づけを  嬉し涙で 芽され慶ぶ
11
風呂沈み 明日すること 考えど  あのうたのここ こうが良いかな
15
雪風に 泳ぐカーテン ルーベンス  凍える光 走る荷ぐるま
12
さてはこそ せねばならぬし 動かねば  この一本を ゆるり吸いなば
14
PCや スマホや短歌 学びしは  エロの力で 心哀しき
7
ふゆ風は 冷たき雪の 華咲かせ あしの奥底 まさに育たん
14
あき風は 渡る稲田に 枯れすすき すくめる首は 雪に備えて
17
なつ風は いかづち雨を 路連れに 揺らす入道 なびく徒花
15
はる風は ゆれる桜が 藤さそう ぬるく肩撫で 名残り流しむ
12
痩せ枯れた こえ撒く腕は ふるえども  心の稲穂 こうべ垂れつつ
13
日は過ぎて 年も去らんと 霜月の  夜鳴く鹿に 詩ぞ応えん
13
退かぬ 我が身は媚びぬ 省みぬ  愛などいらぬ だからお師様…
9
ちはやぶる 髪の眼盗み 紀州路に  独り呆けて こころ洗わん
10
都落ち 紀州路流れ 山息吹  海の青さに 心洗わん
16
いかずとも いつか迎えに 来るものは  敢えてたたずも 燃やし待てばと
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